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ネクセラファーマ(株)【4565】の掲示板 2019/08/27〜2019/08/28

>>1256

>協和キリンとへプタレスのアデノシンは関係あるの?教えてください。

両方ともアデノシンの役割であるA2a受容体(大脳や血管にあるスイッチ)を阻害する拮抗薬(パーキンソン病ではドパミンを増やすため)には変わりありません。
 違いは、がん細胞が出すアデノシンの量は神経系が出すアデノシンの量の25倍もの量のアデノシンを出すので、協和キリンが開発した神経系(パーキンソン病)のA2a受容体拮抗薬で対処しようとすると、大量に服用しないといけないので副作用が出てしまいます。
 いいかえるとヘプタレスのA2a受容体拮抗薬は協和キリンのものよりも少量でよく効く(A2a受容体の鍵穴を塞ぎ、アデノシンのせいで活動を中止していたT細胞を活性化させてがん細胞をやっつけてくれる)よりすぐれた薬なのです。
 ヘプタレスの創薬技術あっての賜物です。A2aが上市すればその市場規模は計り知れません(そーせいも予測不能になっていますが、がん関連としては24兆円と試算)また第2相の結果から、先駆け承認などの制度を利用しあと4~5年で上市されるかも知れませ。期待しましょう。