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シンバイオ製薬(株)【4582】の掲示板 2019/06/19〜2019/06/24

シンバイオ製薬<4582.T>に注目したい。

 世界中のバイオベンチャー、製薬会社などから新薬開発候補品を導入して、短期間で製品化することを目指すという独自のビジネスモデルを掲げる創薬ベンチャー。

 研究開発費が先行する業態のため、19年12月期も単体営業損益は赤字が続く見通しだが、期待の新薬開発は順調に進展している。

 主力製品の抗がん剤「トレアキシン」は10年12月に発売(販売は提携先のエーザイ<4523.T>)、今期の薬価売上高は101億円予想(前期85億円)と初の100億円乗せを目標としている。現在、4つ目の適用拡大の申請を目指して、第3相臨床試験を進めている。

 17年9月にはトレアキシンの新剤形としてRTDとRIの2種の液剤の開発販売権を取得、トレアキシンはFD(凍結乾燥剤)のため、いちいち溶剤で溶かさなければならず、この2種の液剤はその手間がかからない。RTD製剤は21年上半期の発売を目指して承認申請を準備中、RI製剤は11月に臨床をスタート、22年の発売を予定している。トレアキシンの経口剤の開発も進行中(進行性固形がん向け第1相臨床試験、全身性エリテマトーデス向け前臨床準備中)。なお、トリアキシンは21年から自社販売体制に移行する計画。

 米オンコノバ社から導入した抗がん剤「リゴセルチブ」注射剤は国際共同第3相臨床試験症例登録中、経口剤はAZA併用療法で同3相試験準備中。

 株価は2月22日に275円高値を付けたあと、下落相場に入ったが、6月4日に158円まで押してから底入れ反転した。日足は4日連続陽線のなか、5日移動平均線が25日線を抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を形成してきた。

 順調に新株予約権の行使も進んでおり、行使促進のための株高意向もありそうだ。 6/18 9:43