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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2020/11/09

今回の第三者割り当て新株発行は、なかなか巧みな技を駆使していますね。
以下は、私の理解した事を元にしておりますので、もし間違った点がありましたら
ご教示願えると喜びます。

①アンジェスがわざわざ米国に子会社を設立して、その子会社に第三者割り当てる。

②割り当てられた米国子会社が割り当てられた株を、エメンド社の創業者・社員・一 部株主に提供してエメンド社の主要株主から買収する。
 残りのエメンド社の株主に対しては現金を支払って買収を行う。

③一般的に新株発行は株式の希薄化を招いて株価が下がることが多いが、このケース
 では、将来有望な遺伝子治療の開発会社の買収であることから、希薄化の懸念は完
 全に抑えられている。
 なぜなら、これらのアンジェスの株と交換したエメンド社の株主は、アンジェスの
 株主となる。もともと遺伝子治療に魅力を感じて投資していたのだから、より開発
 のスケール大きくなったアンジェスの株を売ることは考えにくい。

④米国子会社は、アンジェスに対して新株発行の払込をしなければならないが、この
 資金については、アンジェスがみずほ銀行から225億の融資を受けた金額を米国 子会社に融資して、その融資したお金で新株発行の払込に充てる他に、他のエメン ドの株主への現金の支払いにあてる。

⑤アンジェスは、米国子会社から払い込まれたお金を、みずほの融資の一部返済に充
 てる。現金で支払った金額については、アンジャスの株価が高騰する事を見越して
 とりあえずアンジェスの株で代物弁済予約をしておく。(ここは推察です)

以上から、アンジェスは、みずほ銀行の融資を武器にして、今回の複雑な第三者割り当てによる新株発行の仕組みを作り上げているように思います。

みずほ銀行がこれほど巨額な融資を行ったのは、遺伝子治療の有望である事を裏付けているようにも思います。

ましてやここ2ヶ月ほどの株価の押さえ込み、第三相入り直前の暴騰を前にしたIRは、この巧みな有望企業の買収のために計画的に準備されたものだと推察します。