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ペプチドリーム(株)【4587】の掲示板 2020/02/17〜2020/02/24

またテレビネタで恐縮だが、23日(日)のテレビ番組“サンデーステーション”の中で「(新型肺炎)治療薬」の開発最前線についての放送があった。その主な内容は、次の通りである。
※先ほど録画で観たため、投稿が今になった。

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抗ウイルス薬以外にも、治療の切り札と言われるものが1つある。
それは、抗体療法と呼ばれるもの
抗体療法のメリットは、非常に“早い・確実”
中国ですでに血しょうを投与したと言うのは、その抗体療法になる

人は病気から回復(完治)すると血液の中で抗体が生まれる
その抗体を治療薬として使うのが、抗体療法と呼ばれるもの
抗ウイルス薬は患者さんにうってみるまで効果がわからない
けれども抗体薬は確実な効果がある
効果そのものは、抗ウイルス薬も抗体薬も同じようなもの
一番違うところは、“副作用が少ない”というところが違う

抗ウイルス薬は、感染した細胞と正常な細胞のどちらにも作用するような形をとるため、どうしても正常な細胞に対してある程度の副作用が出てくるということになる
一方抗体薬は、ウイルスは突起部分を介して細胞に感染するのだが、この突起に対して特異的に結合して細胞に入ることをできなくする
さらに、感染した細胞の突起部分にもくっつくというようになるが、正常な細胞には突起がないのでくっつくことはない
こういうようなことで、全く副作用がないということになる

抗体療法には、2つ大きく種類がある
■1つは、抗体を含んでいる血しょうを使うというものがある
これは、血しょうをそのまま患者に投与する
メリットは、
・1~2日でできる
デメリットは
・(血しょうそのものなので何が入っているかわからないため)安全面に不安
・(患者から採るので)大量生産できない

■もう1つ現在やられているのは、白血球を使うという方法がある
白血球の中にはb細胞というものがあり、これが抗体を産生する
この抗体を産生する遺伝子を取り出し、人工的に抗体を作っていこうということをする
メリットは、
・安全性が高い
・大量生産できる
デメリットは、
・開発の難易度が高い
・高額化の傾向

論文上では、中国および米国はすでに成功したという論文が出ている
日本の研究グループでも研究を開始するところがいくつかある(国立感染症研究所と東京大学など)
これがどれくらいでできるかというと、今の中国のスピードからすると2~3ヶ月もあれば確実にここまでいくだろう

ちなみに、通常抗体薬は普通の薬と比べると開発コストは若干高めになってくる
保険適用については、まだ考える段階ではないが、治療試験が始まるとその試験に対するデータをもらうことになるので、その分は補助が出るかと思う。
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抗体薬が2~3ヶ月で本当に完成したら、中国は上層部(トップ)が承認さえすれば日本のように手続きに時間がかかることがないので、即座に使われることになるであろう。

そうなると、完成した抗体薬がよほど高価でもないかぎり、PD-001は言うに及ばずその他の薬についても要なしという結果になってしまうのだろうか?