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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2022/06/03〜2022/06/23

>>922

日経バイオテクが、今回のキャンバスの急騰を詳しく解説してるが、此れを読む📖👓と OTSの治験が進捗していない事情が解る気がするね!

オンコは研究は一流だが、治験の遣り方が極めて三流だと感じるね、工夫が足りないのですね、此の記事には其のヒントが隠されてる、有る様に思えるね。🤔
要は、実績が発揮出来る、結果が明確化される、治験デザインのターゲットを絞ったコンパクト化の優劣の問題鴨知れない。🤔


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バイオベンチャー株価週報

キャンバスとリボミックがストップ高、メディネットは膝軟骨NeoCart再開が材料に 2022.06.03 野村和博

 
日本の株式市場に上場するバイオスタートアップの株価を週ごとにウォッチしていく「バイオベンチャー株価週報」。2022年6月3日金曜日の終値が、前週の週末(5月27日)の終値に比べて上昇したのは38銘柄、不変だったのが1銘柄、下落したのは11銘柄だった。

 この間、上昇率の第1位はキャンバスで+69.5%だった。第2位はリボミックで+36.4%、第3位はモダリスで+33.7%と続いた。一方、下落率では大きい順にファーマフーズが-7.6%、シンバイオ製薬が-7.2%、メディネットが-6.9%となっている。


キャンバス(300円、前週比+69.5%)

 6月2日、3日と大幅に値上がりし、3日はストップ高となる300円(前日比+36.4%)を付けた。6月1日に、同社の抗がん薬開発品CBP501の、膵臓がんに対する米国第2相臨床試験の進捗状況が報告されたことが、材料視されているようだ。

 CBP501は同社が免疫着火剤と表現する化合物で、カルモジュリンに作用することで「がん細胞へのプラチナ製剤の流⼊促進」「免疫抑制的マクロファージのサイトカイン産生抑制」「がん細胞の免疫原性細胞死の促進」を引き起こすことが分かっている。このためニボルマブ+シスプラチン+CBP501の3剤併用による、膵臓がんの3次治療として米国第2相試験を実施している。

 今回、第2相試験の登録目標症例数36に対して、21人が5月までに登録されたことが発表された。同社では目標の半数(18人)に到達する目標時期を5月中と表現していたが、その想定以上の進捗が達成されたことが評価されているようだ。このペースで進めば、2022年中にも目標症例数の登録を完了できる。

 なお本試験では3カ月以上の無増悪生存期間(PFS)を達成した患者の割合が主要評価項目となっている。このため登録から3カ月後にはその患者の結果が判明することになり、8月から9月にかけて、21人のサンプル数におけるPFS達成割合が報告される見込みだ。このデータ発表が同社の目先の最も重要な発表になりそうだ。

 その結果によっては第2相を早期中止し、第3相へと進むことが可能であると同社は考えている。膵臓がんに対するCBP501の3剤併用療法は、第1b相において3カ月のPFS達成割合が35%という数字を出しており、同程度の数字を出すことができれば、比較群の成績にもよるが、後半パートを実施せずに第3相へ早期に移行する確率が高まるという。ベストシナリオで進んだ場合、同社では2025年末にCBP501を上市できると見込んでいる。


ーーーーー 参考に!

メディネット(67円、-6.9%)

 5月30日に95円(前日比+31.9%)を付けた。前週の材料が引き続き評価されてこの日は上げたが、その後下落が続き、週末には前週比マイナスで引けた。株価が安いため短期の値幅取りの買いが集まりやすく、材料に反応しやすい状態にある。出来高が9000万株を超える日もあり取引は大盛況だった。

 大きなサプライズとなったのは、同社が2017年に導入した自家細胞培養軟骨「NeoCart」について、米食品医薬品局(FDA)が5月24日に再生医療・先端治療(RMAT)として指定したと発表されたことだ。塩漬けと思われていたパイプラインが突然息を吹き返した格好になり、材料視されたようだ。メディネットがこれを5月30日に発表する前から情報が拡散しており、前週に値上がりが続いていたのはその影響も大きいと考えられる。

 NeoCartは2017年にメディネットが旧米Histogenics社(現米Ocugen社)から開発販売権を導入したが、2018年に第3相臨床試験で主要評価項目未達となり、FDAから承認申請のためには追加データが必要との回答を得て、Histogenics社は開発を一時中断した。その後Histogenics社は2019年にOcugen社に買収され、Ocugen社はNeoCartの資産を他社に売却する手続きを進めていたが、実現しなかった。