(株)ヘリオス【4593】の掲示板 2015/06/20〜2015/06/23
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>>664
硝子体術後は眼内が房水に置き換わりますので、時間差をおいても駄目ですね。手術前はゲル状の硝子体ですが、術後は液体の房水になります。
そうですね、あまり勧めるのも褒められたものではないと思います。
本当に不思議なのは仮にRPEシート移植治療が標準的な治療として行えるようになったとしても、現在の治療法を大きく上回った治療成績をだせる可能性が低いにも関わらずそれを商業化しようとしているところが不思議です。
そもそもRPEシート移植療法を標準的な治療にするにも山のようにハードルがあります。①他家細胞RPEシートの量産化②他人のRPEシート移植による拒絶反応のコントロール③RPEシートに使用されている細胞の癌化の可能性④硝子体手術が必ず必要なこと⑤低コスト化
越えねばならないハードルが多すぎます。
山中教授のIPS細胞が発表され、その後神戸理化学研究所がIPS細胞から網膜細胞の作成成功そして臨床試験へというニュースを聞いたときは「そんな時代が来たか!」と当時心躍る思いをしましたが、その後それがRPEシートの作成でそれをAMDのかたに移植すると詳細がわかるにつれて、梯子を外された気分になったのを今でも覚えています。
視細胞層を含む網膜全層シートの完成を待ち望みます。ただ実はそんな夢のようなものが仮にできたとしても、そう簡単ではないよということが実はわかっているんですけどね。
> なるほどです。興味深く読ませて頂きました。丁寧にありがとうございます。
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> では、仮にRPEシート移植と抗VEGF治療を併用するならば、時間差を置いて行う必要がありますね。
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> しかし個人的には、『視細胞層が傷んだ進行した滲出型AMDに対して、最後にこういう方法もありますが、試してみますか?』と勧めてくる医者には、かかりたくないものです。(RPEシートでは視細胞層の代わりとは、ならないため。)
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> 総合して考えると、RPEシートの適応症例は厳しそうですね。
> 結論として、視細胞層を含めたシートが世の中に出回る日が来るのを心から望むばかりです。
tak***** 2015年6月23日 18:55
>>508
なるほどです。興味深く読ませて頂きました。丁寧にありがとうございます。
では、仮にRPEシート移植と抗VEGF治療を併用するならば、時間差を置いて行う必要がありますね。
しかし個人的には、『視細胞層が傷んだ進行した滲出型AMDに対して、最後にこういう方法もありますが、試してみますか?』と勧めてくる医者には、かかりたくないものです。(RPEシートでは視細胞層の代わりとは、ならないため。)
総合して考えると、RPEシートの適応症例は厳しそうですね。
結論として、視細胞層を含めたシートが世の中に出回る日が来るのを心から望むばかりです。