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(株)モダリス【4883】の掲示板 2024/04/16〜2024/05/16

★四季報最新記事-増資による自転車操業状態★

モダリス モダリスの今期は米国研究開発者半減で赤字圧縮、焦点は神経筋疾患薬の治験・導出実現可能性
2024/04/17 10:19

 エピゲノム編集による遺伝子治療薬に特化した創薬ベンチャーのモダリスの今2024年12月期、来25年12月期の業績予想を東洋経済は修正する。従来の東洋経済予想比で、営業赤字額をそれぞれ3億円縮小の今期24億円、来期25億円にする。

 4月12日にモダリスは米国子会社で15名の整理解雇を4月末付で行う、と発表した。米国子会社の研究開発要員は30人だから半分に減らすモダリスにとっては文字通り初めての大リストラだ。この結果、退職一時金は2000万円発生するが、それをいれても人件費など費用が今期2億5000万円~3億5000万円減る、と会社は説明している。

 東洋経済は会社が説明する費用削減効果の中央値3億円を従来の今期営業赤字予想27億円から減らして最新見通しを算出した。今期は神経筋疾患向け開発薬「MDL-101」を下期に臨床試験(治験)1相申請する予定。その準備も含めて前期より3億円以上研究開発費が増えるとみていたが、緊急の人員圧縮効果が出て前期並みに営業赤字額はなると予想する。

 人員減により今期は5~12月の8カ月分の費用減効果だが、来期は12カ月フルに効いてくる。計算上は4カ月分の上乗せ効果は1.8億円程度でこれを織り込む。一方で来期に「MDL-101」が治験に入ってくることで研究開発費が増えることを考慮に入れて、25億円程度の営業赤字になると予想した。

 会社は開発が最も進む「MDL-101」などの開発等権利の供与(導出)や共同開発契約など製薬会社との提携交渉に力を注ぐが、その実現は依然不透明。売上は提携に伴う一時金は見込まない前提で、東洋経済は今期、来期とも売上高ゼロと予想している。