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オンコリスバイオファーマ(株)【4588】の掲示板 2019/05/05〜2019/05/07

②もう一例は大腸がんの転移に対してメベンダゾールを投与した症例が2013年に報告されています。
74歳男性の転移した進行性の大腸がんで、ファーストラインの抗がん剤として
カペシタビン+オキサリプラチン+bevacizumabを用い、効果が無くなってからは
カペシタビン+イリノテカンによって治療されました。
その後、標準的治療が効果を認めなくなった段階で、メベンダゾールが使用されました。
メベンダゾール単独で6週間経過後にCT検査を行うと、肺とリンパ節の腫瘍は完全奏功を示し、
肝臓の転移も顕著な縮小を認めました。しかしながら、肝機能が悪化(ASTとALTの上昇
)したので、一時的にメベンダゾールの投与を中止し、肝機能が回復してから半分の量で開始しました。
CT検査で腫瘍の縮小を認めました。治療を中止して3ヶ月後に脳転移を認めたので放射線治療を受け、
リンパ節転移が増大したため、メベンダゾールの効果は得られないという判断で治療は終了しています。
さらに5例がメベンダゾールで治療受け1例が部分縮小を認められています。