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ラクオリア創薬(株)【4579】の掲示板 2017/10/04〜2017/10/06

>>1130

これは創造力が働く人には、俺の今までの書き込みでわかると思うけど、P-CABは決して新しい薬じゃないんだよ。
もし、アストラゼネカが諦めなかったら、ネキシウムよりも早くに発売されてた。
結果的に、胃酸分泌抑制効果がPPIよりも早いぐらいしかメリットが無く、オメプラールよりも効くと言えるデータを出せなかった。
しかし、武田薬品は非劣勢のデータで、作用の出し方が違う部分でタケキャブの発売に漕ぎ着けた。
ここに、武田薬品とアストラゼネカの様々な違いがあると思うわけ。
俺はタケキャブを武田薬品以外の会社が扱ってたら、発売すら出来てない可能性があるんじゃないかなと思ってる。
それぐらい、武田薬品は力技が出来るんだよ。
今となっては当たり前になったヘリコの除菌セットのランサップを発売したときには、奇跡が起こったぐらいのインパクトだった。
他社製品まで巻き込んでのセット販売なんかあり得んと当時は言われてた。
そんなことを出来る会社が武田薬品。
だから、PPIよりも明らかに良いと言えないP-CABを売れたのだと思う。
まぁ、反対意見もあるだろうけど、好きにはなれないが武田薬品の力は認めざるを得ない。

  • >>1135

    少しラクオリア掲示板で不正確な情報で大量の売り煽りを書きこんでる人がいるという話を聞いたので。何で株価が暴落してんのかなと思ってたらそれで株価が暴落してたんですかね。

    >結果的に、胃酸分泌抑制効果がPPIよりも早いぐらいしかメリットが無く、オメプラールよりも効くと言えるデータを出せなかった。

    この点ブルボンさんは繰り返し勘違いしていてこれはAZの主張であって、実際はAZ他世界中の製薬会社の昔開発していたPCABの失敗は肝毒性の観点が大きいと実際はされています。タケキャブの成功はこの毒性の克服でもあったのです。

    >非劣勢
    ではなく非劣性です。

    >胃酸分泌抑制効果がPPIよりも早いぐらいしかメリットが無く、オメプラールよりも効くと言えるデータを出せなかった。

    PCABの旧型のPPIに比べた際のメリットに関しては
    ①酸に不安定なため腸溶製剤で作用発現時間がばらつく
    ②遺伝子多型のあるCYP2C19で代謝されるため患者間の血中動態がばらつく、特にアジア人でこの代謝能が著しく低いものが多い
    ③夜間の酸分泌を十分に抑制できない
    等です。

    このほか、PCABは胃壁に集積する作用があります。
    PPIが消化管に集積しないために起こる脳でのポンプ作用阻害によるβアミロイド排出阻害等も動物実験で示されており、PPIの長期服用による認知障害等の副作用も報告されてきているのでそうしたPPIの近年取り上げられる無視できない副作用についてももしかしたらPCABとの差について将来的には論点になってくるのかもしれません。

    それからミホノブルボンさんは非劣性を有意差がないことと同義ととらえているようですがそれは非劣性試験の正しい理解の仕方ではありません。

    IRに関しては私がきいたのは、欧米は韓国で許可申請までこぎつけた試験結果があるとて予断は許さないぐらいの意見ですね。ただ勿論我々は欧米で導出したいがフィスコ側の(まず日本というのが現実的)という意見も一理あるのだ、という事は確かに主張していました。