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カルナバイオサイエンス(株)【4572】の掲示板 2021/09/28〜2021/10/05

<JAK阻害剤関連ニュース>  取りまとめ
①ブルームバーグ通信より
「米アッヴィ株急落、関節リウマチ新薬にFDAが新たな警告文追加」
2021年9月2日
・米アッヴィは1日、関節リウマチ治療薬新薬のヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤「リンヴォック」について大きな逆風を受け、時価総額が約200億ドル(約2兆2000億円)減少した。
・既にリンヴォックは製品ラベルに記載される警告文について、米食品医薬品局(FDA)から最も厳しい「ブラックボックス」警告を受けているが、今後は血栓症と死亡のリスクを高めるという新たな警告が追加される。FDAの最新情報を受け、アッヴィの株価は同日、一時12%安と、2020年3月以来の大幅下落となった。
・今回の警告は類似のファイザー製関節リウマチ治療薬「ゼルヤンツ」の臨床試験でリスク上昇が示されたことを踏まえたものだ。ゼルヤンツに加え、イーライリリーとインサイトが開発に取り組んだ「オルミエント」にも、リンヴォックと同様の警告文が表示される。
・アッヴィの株価への影響は特に大きかった。関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」の特許切れと将来の売り上げ減少に伴い、リンヴォックが同社の次の大型薬になると目されている。

②ENDPOINTS NEWSより抜粋
「9月21日、FDAはインサイトのJAK阻害剤ルキソリチニブを軽度から中等度のアトピー性皮膚炎の薬(局所製剤)として承認しました。
しかし、JAKクラスの薬剤全体で見られるブラックボックス警告も含まれており、重篤な感染症、心臓発作、脳卒中、または心臓死のリスクが強調されています。」

③エバリュエートの記事より抜粋(2021/10/1)
「ファイザー、リリー、アッヴィのJaksは、クラスの安全性レビューによって引き起こされた多数の規制遅延の後、最終的に閉鎖される可能性があります。」

<コメント>
関節リウマチ系の次世代型治療薬と目されていたJAK阻害剤に暗雲。
今まで後塵を拝していたBTK阻害剤が一躍注目されそう。
カルナの0871の獲得を目指し、まずは共同研究からスタートと考えるメガファーマがあるはず。
特に「ヒミュラ」の後継薬を求めるアッビイ・J&J連合と、ガラパゴスのJAKで二度に渡り失敗しているギリアドの関心は高いはず。