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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2022/08/13〜2022/08/16

神奈川県川崎市に開設した旧衛生検査所は、希少遺伝性疾患検査を主目的としたもので、2021年4月にアンジェスが開設したものです。この衛生検査所の名前を2022年2月に、「アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)」と名称変更していますが、この施設で新生児に対する早期の難病・希少疾患への取り組みが行われています。

希少遺伝性疾患も治療が可能なものが増えていますが、治療が可能であっても、症状が出る前に治療を始めないと、望ましい治療効果が得られない疾患があります。また、特徴的な症状が少なく、通常の診断では発⾒が難しい疾患もあります。希少遺伝性疾患の治療は、発症早期、望ましくは発症前から開始することが重要です。

日本で生まれてくる全ての赤ちゃんは、治療しないと命に係わる重い障がいが出る可能性のある先天性の病気について検査をしますが、これを「新生児マス・スクリーニング」といいます。この検査は、厚生労働省などの指導の下で、各自治体が主体となり無償で実施されている公的事業ですが、この取り組みによって新生児の希少性疾患の早期の発見、治療につながっています。

「新生児マススクリーニング」の対象疾患以外の遺伝子の変化が原因で起こる疾患についても、早期発見・早期治療が可能な疾患については、希望者を対象に有償の追加検査を各地の自治体や団体等が実施しています。
アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)では2021年4月より、希望者を対象に「⼀般財団法人希少疾患の医療と研究を推進する会」が提供する有償検査「オプショナルスクリーニング」の検査業務を受託しています。

さらに今後アンジェスは、全国の自治体、団体、検査会社等で実施されている「新生児マススクリーニング」に含まれない疾患(希少遺伝性疾患)の追加検査も受託できるよう取り組むことで、希少遺伝性疾患の認知、理解の促進並びにこれら疾患の治療の普及に貢献していく方針です。

なお、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)において、前2021年度第3四半期連結会計期間より実施している希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査は安定的に推移し、手数料収入として28百万円(同28百万円の増収)を計上したことが、8月9日に発表された2022年12月期 第2四半期決算短信で報告されています。