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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2021/08/30

掲示板上で、新型コロナDNAワクチンの保管に関して、
「プラスミドDNAワクチンの保管環境はマイナス20℃」とする意見が散見しているので意見を述べさせていただきます。
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脂質エンベロープに格納することでmRNAワクチンを安定化させていますが、mRNA分子は依然として比較的繊細です。新型コロナウイルスのmRNAワクチンが従来のワクチンよりもはるかに低い温度で保管する必要があるのはこのためです。モデルナ社のワクチンは-15°Cから-25°Cの間で保管しますが、ファイザー社のワクチンは-60°Cから-80°Cの超低温で保管する必要があります。温度が極端であるほど維持が難しくなり、環境を敏感かつ正確にモニタリングすることがより重要になります。

温度の影響を受けやすい製品を製造業者から診療所まで流通させる手法は、コールドチェーンと呼ばれます。コールドチェーンには、製品を倉庫などの保管場所に保持する静的保管用途があります。 また、コールドチェーンには、温度管理されたトラックやその他の輸送コンテナなどで製品を輸送する動的保管用途もあります。静的および動的のいずれの保管方法にも、モニタリングに関する固有の課題があります。

それに対して、昨年夏に世界保健期間(WHO)が採択した「プラスミドDNAワクチンの品質、安全性、有効性を保証するためのガイドライン」改訂版によると、プラスミドDNAワクチンに関しては、「異なる地域の異なる施設で同じDNAワクチンを製造して、定期予防接種や発生状況でのワクチンの入手可能性と入手可能性を促進し、ワクチンのより安定した供給を確保することが可能かもしれません。」と特質について述べています。
さらに、「プラスミドDNAは他の一般的なワクチンよりも安定している可能性があるため、製剤によっては、コールドチェーンがなくても効率的に保存および送達できます。」と記述されています。

したでのがって、アンジェスの新型コロナDNAワクチンについては、大量生産前の原液については、マイナス20℃での保管は必要ですが、製品化されたものは、必ずしもマイナス20℃での保管は必要がないのではと思います。