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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2019/09/30〜2019/10/02

( 10月1日付 日経朝刊 6面より抜粋 )
急成長する中国製薬産業
北京の資金が潤沢なバイオ企業、百済神州(BeiGene)の新しい研究施設には50万に上る化合物を試験するスクリーニング装置、1万匹の動物がいる動物実験センター、そして昨年、米製薬大手ファイザーの中国法人トップから百済神州の中国事業責任者に転じたウー・シャオビン氏がいる。同社は事業を急拡大しており、特に遺伝子・細胞医療など最先端研究に携わる研究者の数は昨年からほぼ倍増し、雇用も増えている。
(中略)
中国製薬業界が変わり始めたのは、中国が医薬品関連の規制を国際水準に合わせ始めたことが大きい。15年以降迅速に進むようになった医薬品の承認プロセスは、米国をモデルにしている。臨床試験の進め方も欧米を基準にしている。中国政府がこれら新規制を発表すると、3000もの後発医薬品の承認申請が取り下げられ、多くの競争力のない企業は排除された。17年以降は国外で進めた臨床試験の結果に基づいて医薬品の承認を得ることも可能になった。
(中略)
中国のバイオの同国医薬品市場に占める比率は12%と、世界平均25%の半分以下だ。バイオ企業の多くは設立間もなく、利益も上げていないが急成長している。今年1~6月に新規株式公開(IPO)したバイオ企業の資金調達額世界トップ10社のうち5社は中国企業で、その調達額合計は約16億ドルに上った。香港証券取引所は昨年、有望な企業にニューヨークやロンドンではなく香港で上場してもらうべく上場ルールを緩和、利益を上げていないバイオ企業でも上場できるようにした。
中国製薬企業の多くは海外で承認された薬か開発の後期段階にある薬を中国市場向けにライセンス生産、販売する形でスタートするが、多くはすぐ独自の開発体制を築く。だが最近は、設立当初から世界を見すえ、特に収益性が見込める米国市場に狙いを定めて創業する企業が多いとル・ドゥ氏は言う。中国企業数社は欧米で最終段階の臨床試験を進めている。中国企業による複数の国・地域で進める臨床試験数は13年の4つから18年は26になった。
(中略)
中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は、自国の製薬産業を早急に世界一にしたいと考えている。医薬品は中国のハイテク産業育成策「中国製造2025」にも入っている。中国のある製薬企業トップによると、政府が製薬産業の改革に力を入れるのは他の改革と同様、社会安定のためだ。
(後略)

今日から国慶節、
中国製薬マーケットへの関心が、更に高まるといいですね。
グローバル製薬企業への確かな序章、
ゆったりゆっくり現物長期で。
頑張れ、GNI !!