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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 2017/08/26〜2017/08/28

中国における特発性肺線維症の治療事情(実際医者はピルフェニドンを推しているのか)を調べていたところ、昨年9月の全国呼吸器学術会議において、中国医学学会呼吸器分科会による「特発性肺線維症の診断と治療における専門家共通認識」というガイドラインのようなもの?が発表されていました。

治療についての「共通認識(コンセンサス)」として発表された内容は以下(要点のみ)。
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・禁煙や酸素療法に重要な役割あり。
・医薬品は推薦するものと推薦しないものに大別する。
(推薦) ピルフェニドンは肺活量の降下速度を緩くする効果あり、一定の度合いで死亡率を下げることができる。
(推薦) ニンテダニブは肺活量の降下速度を顕著に下げる効果あり、一定の度合いで病気の進行を遅らせられる。
(推薦しない) 過去にはよくホルモン併用療法が行われていたが、病気の進行を遅らせられず、副作用が比較的大で推薦しない。
(推薦しない)イマチニブは進行を遅らせられず、副作用大、費用大で推薦しない
・ニンテダニブは臨床試験で肺活量の減少を最大年率50%抑えられた。現在米国、カナダ、欧州、香港、マカオで使用が可能で、中国においても将来的な上市が期待される。
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学会のコンセンサスとして最終的にニンテダニブ推しな内容ではあるものの、ニンテダニブがない中国の現環境下ではピルフェニドンが呼吸器学会としての公式な「推薦」であり第一の選択肢となっていることには間違いなさそうです。
h ttp://yao.dxy.cn/article/505085

  • >>993

    貴重な情報ありがとうございます。日本でもニンテダニブがシェアを拡大してきており、将来的に中国で上市
    されればアイスーリュイの強敵になりそうですが、如何せん薬価が高いですね。通常用量の日本での場合(2015年)
    で一日当たり13,148円、月当たり39万円、年間473万円かかってしまいます。ピレスパでは通常用量で一日当たり
    6261円ですから、2倍以上ということになりますね。
    将来的に中国で上市したとしても保険収載されないと高額所得者以外は手が出ないような価格になりそうですし、
    仮に保険収載されたとしても結構な高額な個人負担になるのではないでしょうか。
    従って、アイスーリュイの競争力は当分の間は維持されるだろうと考えています。

    用法・用量
    通常、成人にはニンテダニブとして1回150mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。なお、患者の状態により1回100mgの1日2回投与へ減量する。
    薬価
    100mg1カプセル 4,382.90円
    150mg1カプセル 6,574.40円(1日薬価:13,148.80円)
    2015年現在