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九州旅客鉄道(株)【9142】の掲示板 2021/06/17〜2021/06/22

新型コロナの影響で経済が止まる、との見方から株式相場が全面安に陥ったのが昨年の3月。日経平均が1万6000円まで下落した。最も安かった局面と比較すれば日経平均は2倍近くになった。だが、新型コロナの影響が大きかった飲食関連、旅行関連、アパレルといった「お出かけ関連」は特に、日経平均が1万6000円台を付けた昨春と変わらない水準でウロウロしている銘柄が散見される。経済活動が本格的に再開すれば、こうした株価が少なくとも「コロナ前」ぐらいには回復するだろうというわけだ。

 そのときを目指して、すでに動き始めた銘柄もある。たとえばKNT-CTホールディングス(証券コード9726)を見てみよう。近畿日本ツーリストとクラブツーリズムの旅行2社を傘下に収める旅行の持ち株会社だ。日経平均株価が底値になった昨年3月半ば、同社株も612円まで売り込まれた。その後はリバウンドもあったが、結局は1000円の節目をはさんで約1年推移した。それが5月12日に21年3月期の大幅赤字と同時に、親会社の近鉄グループホールディングスから400億円の資金調達をすると発表したのをきっかけに買いが入り始めた。6月14日には1557円まで上昇と、2019年11月以来ほぼ1年7カ月ぶりの高値を付けている。旅行の復調を先取りする動きといえる。

 旅行や出張が動き出すとなると、必要になるのは交通機関だ。まずJAL(9201)とANAHD(9202)の空運株だ。足元では利食われながらも、水準を徐々に切り上げているように見える。同様にJR東日本(9020)、JR西日本(9021)、JR東海(9022)、JR九州(9142)のJR4社も微妙だが、株価チャートを見る限りは下値を固めたと読めそうだ。空運株とJR4社に共通する国内の長距離旅客輸送で需要が回復するタイミングを見計らって、打診買いを入れる動きが出ているもよう。同様に国内出張・旅行需要の回復をにらむなら、ロイヤルホテル(9713)や京都ホテル(9723)などのホテル株にも注目したい。