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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2016/09/18〜2016/09/21

日経より
日米韓、がん撲滅へ共同研究機関 治療情報共有

日米韓3カ国は19日、ニューヨークで保健相会合を開いた。がん撲滅に向けた共同研究を支援し、治療情報を共有する方針で一致した。最先端の生物医学センターを設立し、治療研究も加速させる。がんに関する予防、検診、診断に至る包括的な分野で連携を強化する。3カ国の研究機関は近く協力拡大を盛った覚書に締結する。

 3カ国の保健相による会合は初めて。米側でがん対策の陣頭指揮をとるバイデン副大統領が呼びかけ、実現した。日本側は塩崎恭久厚生労働相、米側はバーウェル保健福祉長官、韓国側は鄭鎮燁(チョン・ジンヨブ)保健福祉相と、3カ国の研究機関の幹部が出席した。

 米側はがん撲滅を人を月に飛ばすほどの偉業を意味する「ムーンショット計画」と呼ぶ。バイデン氏は19日の演説で、昨年、長男を脳腫瘍で亡くしたことに触れながら「月は一つだが、がんは多くの治療方法がある」と述べ、3カ国による共同治療研究の必要性を強調した。

 がん撲滅を日本の国家戦略と位置づける塩崎氏は「精密医療と免疫療法は、従来の治療より副作用が少なく、有効な治療をもたらす」と表明した。そのうえで「これらの(治療の)発展には医学、生物科学、物理学、放射線医学など最良の研究者の協働が必要だ」と訴えた。

 がん対策を巡っては文部科学省や厚生労働省、経済産業省の縦割り意識が強く、対策が効率的でないとも指摘される。塩崎氏は「支払い可能なコストで利用できる革新的診断法と治療を開発しなければならない」とも力説した。