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(株)ジェイテクト【6473】の掲示板 2015/04/28〜2017/08/22

この7月2日に私の、株式会社ジェイテクトに対する地位確認を求めた裁判が和解という形で終了しました。提訴から2年4か月でした。
 この誌面を借りて改めて河村学先生・西念京祐先生・藤井恭子先生の弁護士の方々、JMIU大阪地本の林田さんや役員の方々、証言に立って頂いたJMIU光洋精工支部の辻岡前委員長・渡辺現委員長、傍聴に来て頂いた全ての方々に感謝いたします。

 今回のジェイテクト事件は、2008~2009年におけるリーマンショック後の派遣切り・期間工切り等の雇い止めに対する地位確認を求めた裁判でした。私はジェイテクトの国分工場で2002年6月から雇い止めになった2009年2月まで6年9か月間働いていました。勿論、会社側の勝手な都合で偽装請負・違法派遣・期間工と契約形態は変えられていましたが、作業の内容は変わりありませんでした。しかし、会社側は景気の悪化を理由に当時国分工場で働いていた約300人の派遣社員・期間工を雇い止めにしたのです。私は、仲間たちと労働組合「JMIUジェイテクト国分工場関連支部」を結成し、団体交渉を行いましたが会社側は全く誠意を示さなかったので提訴に踏み切りました。

 しかし、私が提訴した時は前年の12月に松下PDP事件の最高裁判決が出ており、大きな逆風がふいておりました。正直、私も提訴をするのかどうか考えました。しかし、このまま誰も提訴をしないとこの不当な雇い止めの問題が風化してしまう様に思い提訴に踏み切りました。

 いざ裁判が始まってみると、何もかもが初めての事なので最初は戸惑う事が非常に多く、右も左も分からない状態の私を弁護士の先生方や労働組合の役員の方々は丁寧に根気よく指導して下さいました。2年4か月もの間さぞ大変であったことかとおもいます。

 裁判が始まって私が最初に感じたのは、「よくこんなでたらめが書けるな」と思える様な会社側の文章でした。具体的には、非正規社員の方が能力が低く正規社員の方が能力が高いとのことですが、現場で確認すればそのような事は無い事が直ぐに分かるはずなのに、何故このような事を主張してくるのかと思い情けなくなりました。

 裁判の引き延ばしとも思える様な対応をとられた事もありました。さすがに、この時は裁判官も怒っておられたように思います。私自身は、会社側はもう何も主張する事が無くなって来た様だと感じていました。