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シンバイオ製薬(株)【4582】の掲示板 2016/05/13〜2016/05/15

>>993

薬の開発状況などについては見附さんが詳しいですが、素人なりの理解を書いてみますね。

まずシンバイオについて…
①シンバイオは1から薬を作るのではなく、海外で承認されたりしている薬を日本で使えるようにする企業。そのため商品化失敗のリスクが低い、けど開発者に原価払うのでちょっと利益少な目。
②PL(パイプライン)と呼ばれる商品開発ラインがあって、薬品開発は失敗も多いのでPLが多いほどリスクをヘッジできる。しかしPLが多いということはそれだけ研究コストもかかる。シンバイオは現在大きく3本のPLがある。
③シンバイオの現在の提携先・販売先は「エーザイ」。聞いたことあるんじゃないでしょうか?
④シンバイオは主に「癌・血液・自己免疫疾患」の薬を作っています。
⑤薬局とかで売る薬というより、病院の専門医が難しい治療で使う薬が中心です。

では薬が市場に出るまでですが…
⑥効果や安全性を確認するため「第1相試験→第2相試験→第3相試験」という臨床試験があります。
⑦第3相試験をクリアした場合、「承認申請→国による審査→承認→販売」となります。
⑧一例ですが各段階の成功率は「第1相:50%→第2相:30%→第3相:70%→承認:90%」とも言われます。
⑨臨床試験の期間は薬によってまちまちです。
⑩承認申請→承認の期間は一般に1年程度と言われています。

ではシンバイオの現在の開発状況ですが…
⑪「トレアキシン」「SyB P-1501」「リゴサチブ」の3つがPL。
⑫すでに承認されているのは「トレアキシン」の1適用範囲。これが現在の主力商品。
⑬「トレアキシン」はあと4つ適用範囲を広げようとしていて、昨年12月にうち3つを「承認申請」し、あと1つも第3相試験中。うち1適用が「オーファン」といって優先審査になっているため、普通1年かかるところを8~10か月程度の短い審査機関で終えれる予定。
これが「3Q(7-9月)と4Q(10-12月)が熱い」と言われる理由で、3Qで1つ、4Qで2つの承認が下りる可能性が非常に高い。そして承認された場合、売上高が倍増する可能性があると言われている。
⑭「SyB P-1501」については第3相試験準備中。
⑮「リゴサチブ」については昨年12月に第3相試験開始。

では要約します。
1.「トレアキシン-1」が現在販売中。
2.「トレアキシン-2」が7‐9月くらいに承認予定(一般確率90%)
3.「トレアキシン-3」「トレアキシン-4」が10-12月くらいに承認予定(一般確率90%)
4.「SyB P-1501」が商品化される可能性は一般確率で60%くらい、時期は未定で少し時間がかかる。
5.「リゴサチブ」がが商品化される可能性は一般確率で60%くらい、時期は未定で比較的早い。

これに加えて…
6.39億円を使って新薬の企業または権利を買収しようとしている(4/6発表)
7.5/16公示、5/31株主名簿〆切、7/15開催で臨時株主総会
8.5/17より増担保規制(空売りの元本規制)が解除され、株の需給が改善される見込み

ここまでが現在の状況。
株価の騰落などの予測は「風説の流布」になる可能性があるので書けませんが、投資の参考にしてください。