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カルナバイオサイエンス(株)【4572】の掲示板 2017/12/26〜2018/01/09

2016/4/26 日本ホスタピリティ研究所インタビューより


Q パイプラインではマラリア、パーキソン氏病、アルツハイマー、白血病幹細胞、貧血にも取り組んでおられますが、進捗状況なども含めてお聞かせ願えますか。
A 吉野 特にマラリアは毎年2億人近くが感染し3千万人近く死亡しており、世界における病死のトップです。それに大半の罹患地域が高価な薬を買えない国や地域の人たちです。何とか安価で副作用のない薬を開発して人類のために貢献したいと思っています。以前から北里研究所と共同研究していて試験管の中ではありますが、人の赤血球に原虫を入れキナーゼ阻害剤・化合物を用いたところ原虫退治に良い結果を出すことができています。
  さらにネズミに原虫を感染させ当社の化合物を投与すると同じように、よい結果を得ているところまできています。このㇾベルに達している研究機関はなく世界最高水準のキナーゼ提供を受けた北里研究所も喜んでくれていますし、ノーベル賞を受賞された大村先生も支援してくださっています。嬉しいことに担当研究員は受賞パーティに招かれました。
またパーキンソン氏病などの神経変性疾患でもよい化合物が見つかっており、うまくいけばアルツハイマー病までいけると思っています。というのもアルツハイマー病に関する創薬研究ではマウスによる薬効評価だけでも最低一年かかり、研究と薬の開発に相応の時間とコストがかかります。パーキンソン氏病は脳の神経が死ぬわけですが、マウスのパーキンソン氏病モデルでの評価は一か月で出ます。まずパーキンソン氏病で効果を確かめ臨床試験にまで持っていき、アルツハイマー病には適応症拡大ということで応用するという考え方です。同疾患は進行を遅らせる薬(アリセプトなど)はあっても進行を止める薬がありません。神経が死ぬことを抑えるようにもっていければよいわけで、キナーゼ阻害薬がその役割を果たせるはずです。