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ネクセラファーマ(株)【4565】の掲示板 2021/02/13〜2021/02/16

そーせいグループは16日、同社が出資しているオレキシア社とイネキシア社が、非上場バイオベンチャー10社を集めて新設された米国センテッサ社に統合されたことを発表した。センテッサ社はすでに2億5000万ドルの資金を調達済み。オレキシン受容体作動薬シリーズの研究開発は今後、センテッサ社が続けることになる。そーせいはセンテッサ社からマイルストーン収入やロイヤルティー収入を受け取る。
 そーせいは2019年、ライフサイエンス専門のベンチャーキャピタルであるMedicxi社と共同で、オレキシア社とイネキシア社を設立。ナルコレプシーや特発性過眠症の治療薬として期待するオレキシン受容体作動薬の研究成果を両社に移管した。両社はオレキシン受容体作動薬シリーズの剤形違いを研究開発しており、経口薬がオレキシア社で、経鼻薬がイネキシア社だった。
 そーせいはこの両社の株式を20%弱ずつ保有していた。開発品目ごとに別会社にするのは、投資家が魅力を感じている開発品に投資しやすくなるからで、海外ではよく見られる手法だという。
 その両社が、今度はセンテッサ社に統合された。センテッサ社を設立したのも、ベンチャーキャピタルのMedicxi社。ベスト・イン・クラスまたはファースト・イン・クラスの開発品を持つ未上場10社を統合した新会社だという。複数の開発品を1社に統合するメリットとしては、「間接コストの削減」が考えられるようだ。
 そーせいは、センテッサ社の株式の一部を保有することになる。持ち株比率は非公開。オレキシン受容体作動薬シリーズはまだ創薬段階で、そーせいは開発の進捗状況に応じてマイルストーン収入やロイヤルティー収入を受け取ることになる。ただし新規契約ではないため、契約一時金は発生しない。
 オレキシン受容体作動薬のトップランナーは武田薬品工業の「TAK-925」(注射剤、臨床第1相〈P1〉試験)と「TAK-994」(経口剤、P2試験)で、大型化が期待されているという。