ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

アンジェス(株)【4563】の掲示板 2019/07/01〜2019/07/02

条件及び期限付き承認審議でのコラテジェンの効果についての発言です。

薬事・食品衛生審議会 (再生医療等製品・生物由来技術部会)
2019年2月20日 平成30年度 第3回  議事録より抜粋

○○参考人 私から少しお話させていただきます。この血管新生療法は、私も前任地の山口大学で骨髄細胞移植というのを結構やっていたのですが、そこまでのパワーはないのです。実験レベルで、ラットやラビットの後ろ脚と人間の何キログラムという脚というのは全然ボリュームが違います。ですので、もちろん沢山の細胞を、その当時は10掛ける8乗ですね、億単位の細胞を打っていたのですが、バージャー病は、ある程度効果はありましたが、やはり閉塞性動脈硬化症は、少数例、今回のASOの第III相試験と同じような、3割から4割程の治癒はあったのですが、先生がおっしゃるような下肢の切断を回避するようなパワーはございません。

 ですから、インターベンションやバイパス手術を凌駕するものではないと思います。エンドポイントをどこにするのかというのは難しいと思うのですが、やはり潰瘍が治癒して痛みがなくなり、それ以上壊死が進行しない患者さんはもちろんおられるわけですから、そういう患者さんを対象に投与したらいいかなと思います。

 しかしながら、先ほども少し言いましたが、骨や腱が露出していない潰瘍が、果たしてどのぐらいおられるかという問題があります。そういう潰瘍というのは、比較的薬物治療をしても、例えば禁煙して入院しただけで治るような患者さんもおられます。ですから、このプラセボでも2割の患者さんは治っているわけです。そういう患者さんは、確かにこのHGFを投与しても治るのかもしれませんが、骨や腱が露出して、それで何もしなかったらどんどん壊死が進行し、メジャーアンプテーションをしなければいけないような患者さんを救肢できるわけではないというように私は考えております。

  • >>1071

    おまけ
    自治医科大学附属病院、国立病院機構千葉東病院、日本医科大学付属病院
    横浜市立大学附属病院、新潟大学医歯学総合病院、信州大学医学部附属病院
    名古屋大学医学部附属病院、三重大学医学部附属病院、京都府立医科大学附属病院
    大阪市立大学医学部附属病院、国立循環器病研究センター、奈良県立医科大学附属病院
    岡山大学病院、広島大学病院、山口大学医学部附属病院
    高知大学医学部附属病院、久留米大学病院、国立病院機構熊本医療センター

    で実施されていた先進医療A「骨髄細胞移植による血管新生療法」は、先進医療B「バージャー病に対する骨髄単核球細胞を用いた下肢血管再生療法」への移行申請に伴い2017年以降、先進医療として施行することができなくなっています。(京都府立医科大学附属病院は除く)

    先進医療B研究グループに信州大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院も入っていますが2019年6月1日現在の実施医療機関は以下とおりです。
    京都府 京都府立医科大学附属病院
    神奈川県 公立大学法人 横浜市立大学附属病院
    東京都 日本医科大学付属病院
    広島県 広島大学病院
    福岡県 久留米大学病院


    その他には以下の研究・治験が行われています。
    ヒト皮下脂肪由来間葉系前駆細胞を用いた重症虚肢に対する血管新生療法
    末梢血単核球移植による血管再生治療
    体外増幅自己赤芽球移植による血管新生療法
    カラドリウスバイオサイエンシズ社CD34陽性細胞による下肢血管再生治療