ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)西武ホールディングス【9024】の掲示板 2015/06/02〜2015/08/05

需給悪化懸念による株価の低迷は長引く。
例えば株式売り出しを行った場合、元の株価に戻すのに数ヶ月かかることがある。
普通はそのとき限りで終わりだからファンダメンタルに心配が無ければ安値で買うのが正解だろう。
だが西武は未だにハゲタカファンドが大量の株式を保有している。やつらは存在からして安定株主ではない。キャピタルゲインを欲しているのである。
今から約3ヵ月後の8月25日以降はロックアップ期間が終了し、さらにサーベラスの株放出がなされる可能性は強い。それを警戒して株価が低く保たれたままであれば、サーベラスは売り時を先延ばしにするだけである。
つまり、一時的な公募や売出しと違って、3ヶ月たっても西武株にまとわりつくこの需給悪化懸念は拭い去れないことになる。短期的な値上がりがあったとしてもすぐに利確売りされてしまうであろう。
モルガンスタンレー証券はこれを顧客に転売した張本人であり、おそらくは別の顧客に売却を持ちかけたことで情報が漏れ、空売りに利用されたこともあり、この当然のクソ株化に顧客から突き上げでも食らってレーティングを引き上げたものであろう。そして彼らも株価低迷の長期化に当然愛想をつかしてさっさと売り払う機会を待つであろう。
特にロックアップ期間が終わる前に手仕舞ってしまいたい。なぜなら他に優良な銘柄がいくらでもあり、何より使える資本は限られているからである。せっかくのオリンピックまでの上げ相場をクソ株保有で終わらせる馬鹿はいない。持つなら再びあるサーベラス株放出後の安値で保有すればいいからだ。こうしてロックアップ期間すらも売り圧力にさらされ続けることになる。
よって長期保有が見込まれる株主とはキャピタルゲインを無視した少数の変態だけとなる。
恒常的に存在する大口の売り圧力と短期小口の逃げ足の速いホルダー、この関係は少なくとも数ヶ月は不変であり、ゆえにファンダメンタルとは関わりなく上値は非常に重くなるであろう。
まるで金利の引き上げにビクついて神経質な動きをする今の米株市場の如く、サーベラスにビクついて下ぶれが引き起こされ不安定化するのは目に見えているのである。しかも好材料出尽くし。
したがってこの株の適正価値は保有する精神的苦痛をさっぴいて1200円。