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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2017/09/19〜2017/09/20

がん克服、政策の後押し力不足
2017/9/19 18:42

 厳しい数字がある。2015年にがんで死亡した人は世界全体で880万人に上った。がんは心臓病に次いで死因の2位だった。米国人の約4割は生涯に一度はがんと診断される。アフリカでは現在、マラリアよりがんで死亡する人の方が多い。


中略

■免疫療法で症状消えるケースも

 今、最も期待を集めているのが免疫療法と呼ばれる、ここ数年で生まれた新たな治療法だ。がん細胞には人間の免疫システムに備わっているブレーキ機能を作動する力がある。免疫療法では初めにこのブレーキが事実上、作動しないようにしてしまい、白血球に腫瘍を攻撃させる。

 まだ初期段階だが、臨床試験に参加した被験者の一部は長期間の「寛解」に達した。完治したとまではいえないが、症状がほとんどなくなる状態だ。

 こうした治療法では、様々な種類のがんを対象に千件を優に超える臨床試験が行われている。今や免疫細胞のゲノムを編集し直し、より効果的にがんと闘えるようにすることも可能だ。8月には米国で初めてこの遺伝子療法が承認された。