サンバイオ(株)【4592】の掲示板 2018/03/27〜2018/04/01

>>986

的を得たご指摘です。以下に個人的推測で申します。

支援金融機関は、現在当社を正常先あるいは、要管理先ではない要注意先（一般企業よりは弾力的にしているはずです）という位置づけにして、プロジェクト・ファイナンス的融資を実施していると推定されます。

債務超過になれば、ワンランクダウンの懸念は出てきます。但し、一過性であれば何とかそれは回避できると思います。その裏付けは、パイプラインの順調な進捗、具体的上市目途になります。しかし、これは、具体的に何月何日までとかまでは言えません。銀行も、金融庁も目に見える具体的なものを求めるはずです。その意味で、切り札になるのが今回のファイナンスです。仮に新株予約権が全部行使されなくても、結果今期実質債務超過になっても、来期分消化で解決できる、あくまで一過性のものである、というシナリオが出せれば、現時点で金融庁検査が入っても、現状の格付け維持は図れるかと勝手に推察します。つまり期限の利益喪失には至らない、ということです。

ここから、次の推論が出てきます。サンバイオは、予定調達額に満たない価格で安売りファイナンスをする気は毛頭ない、ということです。そして、この資金調達手段があることにより、今後大手製薬会社その他と、業務上の提携をするときに、足元を見られず、帝人の時がそうだったように、対等に対峙できる足場を固めたと言えるでしょう。