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(株)スリー・ディー・マトリックス【7777】の掲示板 2016/04/27〜2016/05/13

当社ペプチド技術を用いた「がん幹細胞に対する治療薬と診断方法」に関する 欧州での当社と国立がん研究センターとの共同特許取得のお知らせ


当社が国立研究開発法人 国立がん研究センターと共同で出願しておりました、「がん幹細胞に 対する治療薬と診断方法」に関する特許が欧州(EU 圏)で成立いたしましたので、お知らせいた します。

本特許は、がんの悪性化に関与する「がん幹細胞」を制御する遺伝子「RPN2」を、核酸医薬(siRNA、マイクロRNA等)あるいは抗体医薬*4などにより抑制することで、がんの治療につながる効果が示されたものです。また、体内の「RPN2」遺伝子の発現量を測定することで、新たながんの診断方法となる可能性が示されたものです。当社基盤技術の界面活性剤ペプチドと核酸製剤等の複合体が、がん細胞内に効率よく導入できる製剤となることも示されています。

本特許技術の製剤化は、siRNA を生体内での分解から守り、がん細胞内に効率よく導入できることが可能であることが示され、当社が国立研究開発法人 国立がん研究センターと共同開発中の、乳がんの「がん幹細胞」に対する新規 siRNA 核酸製剤「TDM-812」を欧州各国に展開するにあたり、権利を保護するものになります。

当社は、平成 27 年より国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科において、本特許技術 による TDM-812 の第Ⅰ相医師主導治験を実施しております。siRNA 核酸製剤による治療は、がん 細胞への選択性の高い治療方法として期待されており、本医師主導治験は TDM-812 を世界で初め て臨床投与するファースト・イン・ヒューマン試験であり、国内初の乳がん患者に対する核酸製 剤の治験として継続中です。
当社は今後も本特許を活用して研究開発を進め、有効ながん治療薬の開発を進めて企業価値の 拡大を図ってまいります。