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マツダ(株)【7261】の掲示板 2021/07/26〜2021/08/02

https://maonline.jp/articles/why_toyota_is_keen_on_super_large_reorganization190927

トヨタが国産車メーカーに相次いで出資する「三つの理由」とは?

なぜトヨタはマイノリティー投資を連発するのか?
(1)新しいサービスの規格で「標準」を取りたいから
(2)世界最大の自動車メーカーになりたいから
(3)「かっこいいクルマ」をつくりたいから


トヨタ自動車<7203>がSUBARU(スバル)<7270>の出資比率を約17%から20%以上に引き上げ、持ち分法適用会社にすることが明らかになった。これに併せてスバルもトヨタ株を取得し、相互出資の関係になるという。

なぜトヨタはマイノリティー投資を連発するのか?

(1)新しいサービスの規格で「標準」を取りたいから
トヨタはCASE(Connected=コネクテッド、Autonomous=自動運転、Shared & Services=カーシェアリング、Electric=電気自動車)と呼ばれる次世代サービスの提供に向けた研究開発を進めている。豊田章男社長は2018年に自動運転車を利用した移動・物流・物販支援などのモビリティサービスMaaS(Mobility as a Service)を掲げ、「自動車をつくる会社からモビリティ・カンパニーにモデルチェンジする」と宣言した。


こうした新サービスは技術や内容以上に、規格の「標準」を取れるかが成否のカギを握る。当然、同じ規格を元に自動車やサービスを提供する企業が多ければ多いほど良い。いわゆる「仲間づくり」(豊田社長)だ。そのために国産自動車メーカーに出資し、関係を強化しているのだ。

(2)世界最大の自動車メーカーになりたいから
トヨタは自動車業界で「世界一」の常連だ。販売台数では2012年から4年連続で世界一だった。ところが2016年に独フォルクスワーゲン(VW)に抜かれて2位に、2017年からは三菱自動車を傘下とした仏ルノー・日産自動車<7201>連合にも追い抜かれて3位となっている。
その差はわずか。持ち分法適用会社にするスバル(2018年の販売台数100万台)への出資比率を過半数に引き上げるだけで、首位のVWを大きく上回る。

  • >>414


    3)「かっこいいクルマ」をつくりたいから
    豊田社長は「かっこいいクルマ」が大好きだ。2016年にトヨタのトップセールスカーである「プリウス」(第4世代)を「ずっと『カッコ悪い』と言っている」と公言するなど、デザインにもこだわっている。豊田社長自身がカーレースに参戦していることもあり、売り上げや利益に対する貢献が小さいためスポーツタイプのクルマがトヨタ社内で評価されないことにも不満だ。

    豊田社長は2015年に「もっといいクルマづくり」を打ち出したが、その方向性に合うのが今回増資したスバルや2017年に出資したマツダのクルマづくりだ。この両社、実は豊田社長の言う「もっといいクルマづくり」で復活した歴史がある。

    マツダも世界で唯一のロータリーエンジン車の量産メーカー(現在は生産停止中)で、デザインにも力を入れていたが、バブル期を除いて大きなヒットに恵まれなかった。それどころがバブル崩壊で経営危機に陥り、米フォード・モーターの傘下に入る。

    フォードから派遣された外国人3代目社長のマーク・フィールズ氏(後にフォードCEOに就任)が、それまで車種ごとにバラバラだったデザインを統一し、メーカーブランド主導のデザイン戦略に刷新。「9割の消費者にソッポを向かれても、1割のファンに売れれば良い」という割り切ったスポーティーなクルマづくりで業績が安定するようになった。


    この2社への増・出資は豊田社長の目指す「もっといいクルマづくり」への布石と考えられる。両社との関係を深めることでトヨタのクルマづくりを変えるだけでなく、いずれはスバルとマツダをトヨタグループの「独立色が強いスポーツカーメーカー」として傘下に入れる可能性がありそうだ。

    一方、スズキへの出資は豊田社長の実父である豊田章一郎名誉会長と鈴木修スズキ会長の個人的な関係によるところが大きいと言われている。

  • >>414

    トヨタは
    (1)新しいサービスの規格で「標準」を取りたいから
    (2)世界最大の自動車メーカーになりたいから
    (3)「かっこいいクルマ」をつくりたいから

    出資と提携を繰り返しているから、マツダを除外する理由はありません。