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日野自動車(株)【7205】の掲示板 2024/03/27〜2024/05/24

大型トラックの電動化において課題のひとつとなっている後続距離。その課題の解決案として本命視されているのが水素から発電を行なってモーターで駆動する燃料電池(FC)トラックだ。
 日野がトヨタ自動車と共同で開発したFCトラック「日野プロフィア Z FCV」は、GVW25トンの大型、日野プロフィア・6×2駆動車をベースに、エンジンやトランスミッション、プロペラシャフト等をはずし、トヨタのFCV「MIRAI」と同じトヨタFCシステム、高圧水素タンク、駆動用バッテリー、eアクスル(リア2軸に搭載し6×4駆動車となる)などを搭載した。
 FCVは嵩張る高圧水素タンクなどを搭載する必要があり、日野プロフィア Z FCVではキャブバックに2本、ホイールベース間に2本の水素タンクを搭載している。
 荷室容積はやや犠牲になるが、そのいっぽうで重量の嵩むバッテリーは最低限の搭載ですみ、積載量はディーゼル車クラスを確保した。またフル充填時の航続距離は約600kmに達し、ディーゼル車とまではいかないまでも長距離輸送でも通用する距離を走行することができる。
 なお、日野プロフィア Z FCVは現在、大手ユーザー3社で実用供試が行なわれており、ヤマト運輸、西濃運輸、NEXTロジスティクスジャパン(アサヒグループが運行を担う)で運用が始まっている。