ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日産自動車(株)【7201】の掲示板 2024/03/08〜2024/03/09

こんばんは 恐る恐る お邪魔いたします。
なんか 激しい戦闘モードの中で すごく形見が狭いような感じ もいたします。
長文となりますが すいません。
電気自動車の文明論の世界に迷い込んだところで面白い話を拾ってきました。
曽野綾子氏の一部コピペです。

かつてソニーの盛田昭夫氏が、「ソニーにとっては存在しないのも同然の土地」と明晰に言われた広大なアフリカの大地である。
当然だろう。電気のない地域では電気器具が売れないのだから、ソニーは一店の支店をおく必要もなかったのだ。

そうした場所には際立った文化的特徴があった。たとえ人の住む村があったとしても、電気のない土地には、民主主義は全く存在しない。その気配さえないのである。

そうした原始の地域は、今でも族長支配の社会形態の元にあり人々は昔ながらの仕組みで暮らしている。電気と民主主義とは、完全に不可分の関係にあるということを日本人は知らない。

たとえ村に学校があったとしても、午後になって子供たちは家に帰ると、臼に米を入れて何時間もかかって杵で搗く。兄弟姉妹が代わり合ってその作業をするが、それが終わって日が沈む頃、人々は家の前の竈に火を起こして米を炊きおかずを煮る。貴重な薪の香ばしい煙が村の道にたなびき、やがて竈の火が夕暮の村に赤々と浮き立つ。

人々は太古からそうして暮らして来た。

近年、総選挙が初めて行われた国もあるが、人々は族長の命じる党に一票入れて来ただけだ。多くの人は字が書けないから、絵や色で投票する。

電気のない土地はその土地なりの眠たげな平穏に包まれているが、それは私たちが目指すような個性の尊重される社会ではない。

個人を生かしているのは電気の力だけなのである。