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メディシノバ【4875】の掲示板 2019/11/03〜2019/11/11

SMBC日興レポートより

業績予想
• 19/12 期:弊社では、同社が MN-166 の商業化権利の導出契約を締結することにより、黒字 化を達成するものと想定している。契約金の予想は、2015 年に田辺三菱製薬が MT-1303 (スフィンゴシン 1-リン酸(S1P)受容体機能的アンタゴニスト(適応疾患は再発寛解型多発性 硬化症と潰瘍性大腸炎、クローン病などを想定)のライセンス契約を Biogen と締結した契約 内容(契約一時金 60 百ドル、総額 484 百万ドル)を参考にしている。同社の 19/12 期売上予 想はゼロであるが、MN-166 の導出交渉が 2018 年 9 月より開始されていること、Novartis の Mayzent が無再発型 SPMS に対する適応を取得できなかったこと、同社は上場廃止を回避 するために導出を目指していることをコメントしていることなどから判断して、弊社では導出 契約締結により、黒字化は達成可能と想定している(導出し、開発に成功する確率を 70%と した)。
• 20/12 期:MS もしくは ALS の開発タイムラインから想定して 20/12 期についてはマイルスト ーン等は発生しないことから、赤字になるものと弊社では想定している。ただし、JASDAQ の 上場廃止基準をクリアするには 5 年後である 24/12 期までに営業利益もしくは営業キャッシ ュフローを黒字化することが条件となることから、20/12 期単年での赤字は上場廃止基準に 抵触しない。
• 21/12 期以降:21/12 期については MN-166 の ALS を対象とした Phase3 が終了することによ るマイルストーン 20 億円が発生するものと現状では想定している。22/12 期には ALS を適応 症状とした承認申請によるマイルストーン 40 億円、23/12 期には ALS を適応症状とした承認取得によるマイルストーン 70 億円を受領するものと弊社では想定している。また、24/12 期か らは MN-166 の ALS 患者を対象とした販売が開始されることにより継続的な収益が発生す ること、MS を対象とした Phase3 試験が終了することによるマイルストーンが発生することから (上記記載の治験開発成功確率は 70%を前提とした)、21/12 期は 20/12 期に続き赤字にな るとみるが、22/12 期からは同社は継続的に黒字を計上し続けるものと弊社では想定してい る。