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ペプチドリーム(株)【4587】の掲示板 2021/11/12〜2021/11/17

「日経電子版より」
バイオ企業のペプチドリームは11日、関連会社が開発する新型コロナウイルス治療薬候補について、2022年1月にも人への臨床研究を始めると発表した。このほど動物などを対象にした事前の試験で安全性を確認した。早ければ22年末にも実用化する考えだ。

コロナ治療薬候補「PA-001」は、ペプチドリームが4割を出資する関連会社のペプチエイド(川崎市)が手掛けている。3月から動物などを対象にした非臨床試験を進めており、このほど安全性を確認した。既に実用化されているコロナ治療薬との併用でも一定の効果が見られた。ペプチエイドには富士通なども出資している。

「PA-001」はたんぱく質の断片である「ペプチド」を使った治療薬候補だ。新型コロナウイルスの「スパイクたんぱく」と呼ばれる突起の根元部分を狙い、ウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ仕組みだ。デルタ株など、どの変異種にも有効な薬の実用化を目指している。

ペプチドリームが同日発表した21年1~9月期の単独決算は、売上高が前年同期比2.0倍の77億円、税引き利益が同4.8倍の33億円だった。武田薬品工業や米社などとの契約に伴う一時金収入などが貢献した。同日、22年1~3月期の決算から、国際会計基準を適用すると明らかにした。