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キッズウェル・バイオ(株)【4584】の掲示板 2024/02/27〜2024/03/22

厚労省・水谷産情課長 バイオ産業振興は「製造設備、人材育成が両輪」創薬力構想会議踏まえ予算措置も
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=76273

厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課の水谷忠由課長は3月18日に開かれたバイオシミラーフォーラムで講演し、国内のバイオ医薬品産業の振興・育成に向けて、「実生産スケールでの研修も含め、バイオ医薬品の製造設備、そして人材を車の両輪として進めていかなければいけないと思っている」と述べた。

キッズウェル・バイオ坂部生産本部長「日本で製造してグローバルに供給するくらいのスケール感を」

ディスカッションでは、日本でのバイオ医薬品の製造に焦点が当たった。登壇したキッズウェル・バイオ執行役員の坂部宗親生産本部長は現状では「バイオシミラーの開発や製造を日本のCDMOで行えると、インフレなどの影響も受けない。日本でバイオ医薬品を作れるCDMOのチャンスと捉えている」との見方を表明。一方でアジアのバイオベンチャーなどでは臨床試験を自ら実施し、グローバルに出ていこうとするケースもあるとして、「日本のバイオベンチャーも少し考え方を変えて、“日本で製造してグローバルに供給するぞ”くらいのスケール感でやらなければ、世界に追いついて体をなす形にならないのではないか」と指摘。「そのためには大きな資金も必要で、今後どうするかは課題」としたうえで、「産業として日本で定着させてく最後のチャンスになるのではないか」と危機感とともに、成長に向けた意思も示した。

◎実績出すことで回す“サイクル”構築がカギに

バイオ製造の設備・人材を育てるうえでバイオシミラーの果たす役割を問われ、経験者と若手が入り、実績を作りだしていく“サイクル”を日本で回す重要性を強調。「一度バイオシミラーを製造し、供給できるようになると、新薬の臨床試験のための治験薬を作ることも安心して任せられる。バイオ創薬に関しても、一つ道筋をつけることもできるのではないか」との考えを示した。さらに、「実際に動いている製薬会社の方を含めて協力し合う中でモチベーションを働かせ、実績を構築し、販売までこぎつければ事業が回り、プラスアルファでどんどん加速することが想定できる」と説明。「モーメントは必要だが回り出すと、国内でもいくつかのCDMOが立ち上がり、グローバルに対抗できる形になるのではないか」と力強く語った。