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(株)カイオム・バイオサイエンス【4583】の掲示板 〜2015/04/28

私はカイオムの技術はノーベル賞級の価値があると考えていますが、その理由を以下にご説明します。

(以下過去の投稿の再掲です。既読の方は読み飛ばしてください。)

カイオムのADLib(アドリブ)システムは、トリ免疫細胞を用いてモノクローナル抗体を迅速に作製するシステムですが、従来の抗体作製方法としては、「マウスハイブリドーマ法」と「ファージディスプレイ法」があります。

このうちマウスハイブリドーマ法は、38年前(2013年現在)に発明された技術で、一般的にはマウスに対象抗原を投与する事で、動物個体に抗体を作らせる方法です。

マウスハイブリドーマ法を発明したジョルジュ・J・F・ケーラーとセーサル・ミルスタインは1984年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

カイオムのADLibシステムは、以下の点で、マウスハイブリドーマ法よりも優れています。

(1)多様性
マウスハイブリドーマ法では、自分の身体を構成するタンパク質に対する抗体を取得することは困難ですが、ADLibシステムではこのような免疫寛容による多様性の制限を受けないため、多種多様な抗体を作製することができます。

(2)迅速性
マウスハイブリドーマ法では、抗体作製に4ヵ月弱(16週間)かかりますが、ADLibシステムでは10日で抗体を作製することができます(約11分の1)。

(3)困難抗原への対応
ADLibシステムでは、マウスハイブリドーマ法で抗体取得が困難な病原毒素や生物種間で類似のタンパク質に対する抗体、さらには糖鎖や脂質といった免疫反応を起こしにくい物質に対する抗体を作製することができます。


発明当初のADLibシステムで得られるのはトリ抗体でしたが、2011年9月にトリとマウスのキメラ抗体の取得に成功しています。

現在、完全ヒト抗体作製技術(完全ヒトADLibシステム)の確立に取り組んでおり、2013年3月末までにはプロトタイプライブラリを完成し、2014年3月期の後半には実用化ライブラリの完成を予定しています。

完全ヒトADLibシステムが実用化されれば、新型インフルエンザやSARS、バイオテロが発生した時に、それに対応する抗体を迅速に作製して国やWHOに提供するといった事業も可能になります(2018年目標)。

また、患者ごとに最適な抗体を迅速に作製するという「究極のオーダーメイド医療」も可能になります(2023年目標)。

完全ヒトADLibシステムの実用化に成功すれば、これまでの常識では考えられないようなことができるようになるのです。

カイオムの持つ技術は、医療に「革命」もたらすような「とてつもない」技術なのです。

カイオムの技術によって、多くの人命が救われます。

ノーベル賞を受賞したマウスハイブリドーマ法よりもはるかに優れたカイオムの技術は、ノーベル賞級といっても過言ではないと思います。


○参考情報
・シェアードリサーチ企業分析レポート(2012年8月20日)
http://www.sharedresearch.jp/japanese/newindex.php
・有価証券報告書(2012年3月期)
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/45830/80c5ccc4/ee60/4252/9c4b/f385d07d02eb/S000B6LA.pdf
・ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AB%E6%8A%97%E4%BD%93

※完全ヒトADLibシステム実用化の時期および実現可能性を保証するものではありません。
※将来の株価上昇を保証するものではありません。
※リスクについても十分に検討の上、投資はご自身の責任と判断でお願いします。