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シンバイオ製薬(株)【4582】の掲示板 2021/05/31

シンバイオ製薬(1842円、前週比+16.1%)
 年初来高値を更新し、時価総額も過去最高の707億円に達した。3月に東証がシンバイオ製薬について上場廃止の猶予期間入りを発表したため、同社株は急落、しばらく低迷していた。しかしここ2週間で上昇トレンドに入り、急落直前に付けていた時価総額636億円を超え、同社の株価は上場廃止騒動の痛手から復活を遂げた。
 中外製薬の「ポライビー」(ポラツズマブベドチン)が5月19日に薬価収載され、難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を対象に、ポライビーとシンバイオ製薬の「トレアキシン」(ベンダムスチン)の併用療法が医療現場で使用できるようになった。急落後しばらくは、同社が2021年度に黒字化することに対して懐疑的な見方も一部あったようだが、それが徐々に薄れて株価が押し上げられているようだ。
 DLBCLは非ホジキンリンパ腫の中で最も患者数が多く、この分野で承認を取得することは同社にとって最重要課題だった。トレアキシンの投与対象となる患者層が大幅に増加するためだ。2021年3月にトレアキシン+「リツキサン」(リツキシマブ)との併用療法がDLBCLを対象に承認されたことで、その一部は達成された。しかし医療現場では既に、トレアキシン+リツキサンよりも好成績を収めたポライビー+リツキサン+トレアキシンの併用療法を試したいというニーズが大きくなっていた。
 今回のポライビーの薬価収載をもって、トレアキシンはDLBCL治療の大きな部分をカバーできるようになった。もちろん5月のポライビー薬価収載は3月の承認を受けた既定路線のイベントだったが、上昇トレンドの中で強いポジティブ材料になったようだ。

シンバイオ製薬(株)【4582】 シンバイオ製薬(1842円、前週比+16.1%)  年初来高値を更新し、時価総額も過去最高の707億円に達した。3月に東証がシンバイオ製薬について上場廃止の猶予期間入りを発表したため、同社株は急落、しばらく低迷していた。しかしここ2週間で上昇トレンドに入り、急落直前に付けていた時価総額636億円を超え、同社の株価は上場廃止騒動の痛手から復活を遂げた。  中外製薬の「ポライビー」(ポラツズマブベドチン)が5月19日に薬価収載され、難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を対象に、ポライビーとシンバイオ製薬の「トレアキシン」(ベンダムスチン)の併用療法が医療現場で使用できるようになった。急落後しばらくは、同社が2021年度に黒字化することに対して懐疑的な見方も一部あったようだが、それが徐々に薄れて株価が押し上げられているようだ。  DLBCLは非ホジキンリンパ腫の中で最も患者数が多く、この分野で承認を取得することは同社にとって最重要課題だった。トレアキシンの投与対象となる患者層が大幅に増加するためだ。2021年3月にトレアキシン+「リツキサン」(リツキシマブ)との併用療法がDLBCLを対象に承認されたことで、その一部は達成された。しかし医療現場では既に、トレアキシン+リツキサンよりも好成績を収めたポライビー+リツキサン+トレアキシンの併用療法を試したいというニーズが大きくなっていた。  今回のポライビーの薬価収載をもって、トレアキシンはDLBCL治療の大きな部分をカバーできるようになった。もちろん5月のポライビー薬価収載は3月の承認を受けた既定路線のイベントだったが、上昇トレンドの中で強いポジティブ材料になったようだ。