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ラクオリア創薬(株)【4579】の掲示板 2016/05/20〜2016/05/29

アシッドポンプ拮抗薬の日本における特許査定のお知らせ


アシッドポンプ拮抗薬(Potassium-Competitive Acid Blocker : P-CAB)※の用途に関して当社が日本で出願しておりました特許(出願番号2014-217434)は、これまで審査中でありましたが、本日、特許査 定※ の連絡を受けましたのでお知らせいたします。

今回の特許査定により、当社が創出したテゴプラザン(化合物コード:RQ-00000004、CJヘルスケア株式会社化合物コード:CJ-12420)のみならず全てのアシッドポンプ拮抗薬に対して、食間伝播性収縮運動 (IMC)※のphase Ⅲ 収縮の発生によって改善される、胃食道逆流疾患(GERD)※ 、機能性消化不良、腹部膨満感、不快感及び便秘などの消化管運動異常が関与する疾患または症状を改善する消化管機能調整剤、または消化管運動賦活化剤に関する権利が認められました。

アシッドポンプ拮抗薬は、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)とも呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌関連疾患治療剤で、消化器疾患領域で注目を浴びています。アシッドポンプ拮抗薬は、GERD治療薬として現在の第一選択薬であるプロトンポンプ阻害剤(PPI)とは異なるメカニズムで、PPIよりも速やかにかつ持続的に胃酸分泌を抑制します。さらに、今回の発明により、消化管機能調整剤または消化管運動賦活化剤としての用途が加わりました。したがって、PPIでは十分に症状が改善されなかった場合でも改善効果が期待されます。