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NANO MRNA(株)【4571】の掲示板 〜2015/04/28

>>90136

>>ボロン酸化合物を含有したブロック共重合体を含む医薬組成物
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT療法)に必要なホウ素化合物の
DDS製剤を開発したのではないでしょうか。
ホウ酸の3個の水酸基の内の1個を置き換えたボロン酸で
開発に成功したのなら、三菱重工、住重等との提携も
可能ではないでしょうか。



「次世代DDS 型悪性腫瘍治療システムの研究開発事業
/中性子捕捉療法(BNCT)」事後評価報告書をみても
未だ目的の中性子感受型のホウ素DDS 製剤は開発されて
いない様におもわれます。




「次世代DDS 型悪性腫瘍治療システムの
研究開発事業/中性子捕捉療法(BNCT)」
事後評価報告書
平成21年2月
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
研究評価委員会
http://www.nedo.go.jp/content/100096706.pdf#search='BNCT%E7%99%82%E6%B3%95+dds+%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC'


ホウ素中性子捕捉療法(BNCT療法)は、比較的エネルギーの低い熱中性子線(<0.5 eV)をガン組織に照射し、予めガン組織に取り込ませたホウ素(10B)化合物との核反応によって生成するα線とリチウム核(7Li)によって、選択的にガン細胞を殺すことができる、副作用のきわめて少ない治療法です。その核反応は、

10B + n →[11B]→ α + 7Li 、 あるいは、 10B (n, α) 7Li

と表わされます(下図を参照。α線はヘリウム核[4He]と同一で、元素記号の左上の数字は質量数を示します)。
 生成するα 線と7Liの細胞殺傷能力が高いだけでなく、それらの到達距離が5−9ミクロンと、ほぼ細胞一つの大きさに相当するため、結果としてホウ素を含んだ細胞のみが殺傷され、周辺の正常細胞は損傷を免れることができます。
 この理由から従来の放射線治療では治療が困難とされている浸潤性のガンや多発性のガン、とりわけ放射線に弱い神経細胞等に浸潤したガン(これは外科的にも治療が困難とされている)等に対して、隣接する正常細胞を破壊する事なく腫瘍細胞のみを死滅させるため、現状ではもっとも理想に近い治療法と言われています。

BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)においては、ホウ素化合物をどのようにしてガン細胞のみに選択的に取り込ませるかというDDS技術がきわめて重要になります。そのようなホウ素化合物を開発することは、50年前から進められている最も困難で重要な課題です。その条件として、水溶性で毒性の低いこと、ガン組織への取り込み特性が高いこと(ガン組織における濃度が20 ppm以上)(腫瘍/脳、腫瘍/血液などの濃度比が3−4以上)、照射時までの間の血液中や正常組織からの速い除去率とガン組織における高い滞留性などが必要とされます。
http://wwwa.jnc.ne.jp/ffid0000/explanation.html

  • >>90179

    正常細胞ではなく、癌細胞に特異的に取り込ませる「トロイの木馬」は、
    片岡先生が配布した資料にも記述がありました。
    鳥肌が立ちました(*^_^*)

    以下に該当部分を転記します。

    注 ここでいうナノキャリアは会社名ではなく、普通名詞として使用している模様です。


    見出し: ナノキャリアはトロイの木馬
    本文:
    ナノキャリアに薬を入れるメリットがもう一つあります。
    それはナノキャリア自体を細胞内へと取り込ませることが可能な点です。
    従来の薬はまず細胞外に存在し、その後細胞内に入ってはじめて機能を発揮します。
    そのため、細胞膜と呼ばれる細胞のバリアを通る必要があり、
    細胞膜を通れない分子や、細胞外で不安定な分子は薬として機能できません。
    しかしナノキャリアに入れることで、
    エンドサイトーシスという経路を介してナノキャリアごと細胞内に取り込ませることが可能になります。
    「トロイの木馬」のように、細胞の中に取り込まれてもナノキャリアの状態で存在し、
    細胞核に達した瞬間にナノキャリアが壊れるのです。
    核酸医薬や遺伝子は、細胞核に届ける必要があるため薬として機能させることは困難でしたが、
    この方法なら細胞核の近くで一気に薬を放出できます。
    従来の方法で投与しただけでは効かなかったこれらの薬も細胞内へ送ることができ、
    薬として機能させることが可能になるのです。

    以上 転記終了。
    未来の話として書かれた資料ですが、
    次のような記述もあります。
    「私の目標は、静脈投与により全身の血流を巡る薬を、目的臓器の目的細胞のみに集積させることです。
    これはいわば人体という小宇宙の中で、細胞まで薬を届けるアポロ計画なのです。
    そして現時点でかなりのところまで実現しつつあります。」

    松茸☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

  • >>90179

    信越化学が東大と今年の3月まで行っていた
    研究内容から推測して、信越化学が抗がん剤だけで
    ナノキャリアの株主になったのではないと思われます。

    今後の予想
    MEMS/NEMS技術+ナノバイオ技術での特定のバイオマーカー
    ナノインプリント技術
    高効率の太陽電池や燃料電池の要素技術

    ナノキャリアの技術は抗がん剤、がん以外の領域の医薬品、
    及び化粧品だけでなく、バイオマーカー、プリント、
    エネルギー分野に応用出来る可能性が有るのではないでしょうか。

    要素技術を握れば、中韓がいくら足掻いても日本の先端素材・
    高機能材料の供給なくして成り立たない電子製品分野の現状を
    信越化学は知り尽くしていると思われます。
    同じ様に次世代ナノテク分野でも要素技術で、世界を制覇かも。






    信越化学工業と東京大学、知の構造化に関する共同研究開始で合意

    2. 契約期間
    2009年4月1日から2012年3月31日
    3. 研究の概要
    両者は、「汎化学に関する知の構造化」を通して、化学を基盤として、ナノフォトニクス、MEMS/NEMS、マイクロ・ナノ化学、ナノバイオ、ナノインプリント等々の新しい科学と工学の発展・融合を促進し、新しい価値を創造する産業技術へと展開することを目指します。
     
    そのために、ナノメートルスケールからマクロスケールまでを繋ぐ拡張ナノ空間の理工学を展開するとともに、マイクロメートルスケールからナノメートルスケールの領域に展開されつつあるトップダウン超微細加工技術と、分子の自己組織化などのボトムアップ技術との融合により、マクロスケールからマイクロメートル、ナノメートルスケールまで、各サイズで制御された構造をもつデバイス構築技術を確立いたします。
    さらに、両者は、科学技術発展の方向性、科学技術による生活・社会の変化を分析するため、未来予兆情報の可視化・構造化により社会変化のシナリオを作成し、科学技術の発展シナリオとの相互関係を分析して社会に発信してまいります。


    4. 研究成果について
    これら一連の研究により、両者は、新たなイノベーションを惹き起こし、創造される「知」を経済的価値、社会的価値に結びつけ、研究成果を社会に実装してまいります。信越化学は、本研究の成果を自社の事業・製品の拡大、強化につなげてまいります。

    例えば、MEMS/NEMS技術で作成したマイクロチップにマイクロ・ナノ化学の技術で化学反応の機構を構築し、ナノバイオ技術で特定のバイオマーカーを血清から検出する機能を与え、ナノフォトニクスを用いて超高感度に検出できるようにすれば、どこでも手軽に病気や健康状態のチェックができる新しい技術と製品などが創出されることが期待されます。また、ナノテク分野でのナノインプリント技術への適用や新エネルギー分野で寄与する高効率の太陽電池や燃料電池の要素技術としての活用が期待されます。
    (注)MEMS :Micro Electro Mechanical Systems  NEMS:Nano Electro Mechanical Systems
    http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20090312.shtml