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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2021/05/15〜2021/05/27

オンコが昨年以降に取得した5件のがんペプチドワクチン関係の特許権は、それまでのHLA-A24またはHLA-A02拘束性(日本人にはこれらの2つのタイプが非常に多い)ではなく、HLA-A03、HLA-A01、HLA-A11またはHLA-A33拘束性となっていますね。

HLA-A03およびHLA-A01は「白人」の中でよく見られるアリルであり、HLA-A11およびHLA-A33は、「アジア人」の中でよく見られるアリルです。

先日投稿いたしましたが、塩野義製薬の手代木社長は5月の決算説明会の場において、オンコロジー領域でのパートナーリングを含めた「グローバル展開」についてふれています。

はたしてオンコの直近におけるがんペプチドワクチンの特許権内容は、今後の塩野義の世界戦略とはどのような関係があるのでしょうか。
大変興味深いところであります。

下記はオンコが2020年以降に取得したがんペプチドワクチン関連の特許権の内容で、左から順に、エピトープペプチドの種類、特許権取得日、HLAタイプとなっています。

・URLC10 2020年5月27日、HLA-A11またはHLA-A03拘束性
・CDCA1 2020年5月27日、 HLA-A11、HLA-A33またはHLA-A03拘束性
・KOC1 2020年9月16日 HLA-A11、HLA-A33、HLA-A03またはHLA-A01拘束性
・MPHOSPH1 2021年4月14日 HLA-A11またはHLA-A33拘束性
・FOXM1 2021年 5月19日、HLA-A33またはHLA-A01