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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2024/04/25〜2024/05/03

早老症の治療薬ゾキンヴィについてはハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群(HGPS)及びプロセシング不全性のプロジェロイド・ラミノパチー(PL)を対象疾患として米国、及び欧州連合、英国でも承認され販売されています。日本においても2024年1月には厚生労働省から製造販売承認を取得し、4月17日に薬価基準が収載されています。

アンジェスは本年3月の株主総会後に開催した会社説明会について4月18日にビデオ動画の形で発表していますが、その中でゾキンヴィの取り組みについて報告されていますので紹介します。

【司会】早老症治療薬ゾキンヴィについては、今年1月18日に承認がおりていますが、当局からは、どういった点が評価されたのでしょうか。

【山田社長】この希少疾患治療薬は、いまドラックラグと呼ばれております。国や政府は一生懸命、この課題解消を目指して奨励策を講じているところであります。私共の取り組みは、こうしたことがバックグラウンドにあったことは確かではありますが、この老化の薬、これは一昔前では、なかなか開発に手をつけられない困難さがありましたが、やっと上市できるようになったということであり、ゾキンヴィは老化の薬ということでは初めての薬になるわけです。
薬価については、これからの協議になるわけですが、社会貢献の意味でも、そしてビジネスの観点からも良い良い薬だと思っています。

◆また、ゾキンヴィの薬価収載に当たってアンジェスはIR情報で
「アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)において、HGPS並びにプロセシング不全性PLに関する遺伝学的検査を実施できる体制を整えました。これにより当社は、HGPS並びにプロセシング不全性のPLに関して診断から治療までを支援してまいります」と発表しています。

遺伝的早老症であるHGPSとPLについては、これまで日本では治療薬がなかったことから、自治体が公費負担で行っているマススクリーニング検査や有償のオプショナルスクリーニング検査の対象外となっていたのですが、ゾキンヴィの販売が承認されたことから、オプショナルスクリーニング検査の対象になることが可能となるので、今後は早期発見による治療開始が出来ることになります。