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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2020/01/26〜2020/01/28

今夜は遅くなりましたが、今みなさんが一番知りたいことを しっかり調べて
参りました・・・。 長くなりますので 興味のある方だけ お願いします。

ファンドと言っても不動産(レジ・商業)ですが、仕事仲間達から散々に笑われて
梯子、梯子の千鳥足にて 唯今自宅に帰って参りました。 ふぅっ~~

まず、今夜の冒頭『Summary』はこれ・・・

桃栗三年柿八年
柚子は九年で花盛り
梅は酸い酸い十三年
梨の馬鹿目が十八年
コラテジェンの大馬鹿目が二十年
アンジェスの赤字も創業からの二十年

Ⓐ山田の無能は一生    
株主の無念も一生
Ⓑ山田の無能は*恥を知って21年
株主の無念は欲を捨てて報われる

今夜のポイントはⒶかⒷかが重要となります。

《本文》
今夜の飲み仲間達がその気になれば下手な機関と互角に戦えるだけの実力を持っております。私以外は銀行、証券出身のCEOやCOO達です。証券へ投資する機関が
1年という時間軸で投資をするなら、不動産ファンドは5年、10年が基本ですから、長期投資に関しては私の仲間達の意見の方がある意味役立つと考えます。そして、✪みなさんは金融に関わるトップがアンジェスをどう思うか、そこが一番知りたいところでは。友人たちが私の質問や疑問にあれこれ答えてくれましたので、意見をまとめたものを投稿したいと思います。

去年までは仲間の誰もが口を揃えて、アンジェス、そして新興バイオの投資なんて熱くならない方が良いと冷ややかでしたが、今夜は少々意見が割れました。その理由は、私がアンジェスに入れ込んでいることで、彼等もアンジェスを色々検証してくれたようで、異口同音に、ある共通する事を指摘してくれました。

《厳しいコメントから》
失われた30年という言葉が有名ですが、失われた30年にはもう一つの深い意味が
隠されております。日本以外の国は前向きな投資、そして日本は消極的で後ろ向きな投資への取り組みの30年なのです。その差は歴然で、1988年当時は世界の時価総額ランキングに日本企業が15社で、現在はアメリカが16社のランクインに対して日本企業は皆無。(トヨタの48位が最高)命運は投資への関わり方で別れました。

20世紀はモノづくりの時代、そして間接金融(銀行)と実需が信用創造を支えました。しかし21世紀は金融+イノベーションとベンチャーの時代で、マーケット
(直接金融)が新たな需要と信用経済を創造する、複合的な信用創造の時代と
なりました。

以上を鑑みれば、山田社長の創業からコラテジェン上市(承認)までの事業方針は
間違いではありませんでしたが、山田社長が経営の軸足とするR&D(研究開発)
事業での売り上げ約210億円に対して、IPOによる資金調達が約40億円、増資での調達約350億円で手許資金が約110億円の累損約390億円ですから、①増資とIPOを含めた自己資本の累計約390億円がなければ、経営は破綻していたことになります。要するに承認が取れたことで事業は成功したものの、経営には失敗したというのが事実という事です。因みに390億円は市場が負担という事で、株主が負担したことになります。推測ですが株主一人当たり約50万円の負担と考えられます。

このままの状態で山田社長が経営を継続するなら、間違いなく経営は破綻します。
贔屓目に見ても、適用拡大が進んで営業利益が安定するまでに5年、黒字に関してはさらに5年の計10年が必要になると考えます。残酷ですがその穴埋めを増資で埋めようと考えているのであれば、その時点でアンジェスという会社は破綻のトリガーを引く事となるでしょう。それは倒産という形でなく、他社への吸収合併を加速するトリガーとなるかと思います。

20年間の表向き事業モデルは『遺伝子治療薬の承認を取れば凄いことになる』が
市場のconsensusでしたが、実際は薬価60万円のピーク時12億円ですから、アメリカでFDAの承認が取れれば大丈夫と、その場しのぎで担保しても時すでに遅しが個人投資家の本音かと思います。分かりやすく例えるなら、遺伝子治療薬が夢のスーパーカーのコンセプトカーなら、モーターショーで『響きの良いサウンド』を観客に聞かせれば、株価は呼応したかも知れません。しかし富士スピードウエイで時速60キロのクルマでは、インディーであろうが、ル・マンであろうが世間の関心は冷ややかなものとなるでしょう。

(業態転換)
金融のプロたちが今アンジェスに一番期待することは、R&D(研究開発)の継続ではなく、20年をかけて遺伝子治療薬の開発を成功させた創薬メーカーとして、どうやって利益を上げるかのただ1点に注目をしているかと考えます。その結果を出すにはR&D(研究開発)事業に、日本初の遺伝子治療薬の開発に成功した企業のブランディングを活かした、『投資事業』が不可欠ではないでしょうか。広義で見れば、増資もIPOも投資事業なのです。承認後のアンジェスの命運は、エメンド社を始めとした投資事業の結果が重要なカギとなるでしょう。

◆明日からの相場へのヒント

(アンジェスが抱える大きな2つのしこり 1⃣テクニカル & 2⃣心理)  
1⃣価格帯別出来高で見た場合、19年には承認相場と薬価収載相場の3つのしこりがあります。①1190(損切と難平で残1割?)②800-900(半分以上解消)?
しかしながら、アンジェス最大の価格帯別出来高のしこりは③660-670どころです。本格的な買いを入れるのは当面の上値抵抗線と見られる670どころからが無難と考えます。それまでは現物で余力を残しての打診買いを考えるのが賢明ではないでしょうか。

2⃣心理的なしこりは大きく見て2つ考えられます。①は出世払の法則です。株主はたとえ赤字でも、増資をしても、承認さえ取れれば大きく株価が上がるだろうと我慢して来ました。しかしながら、承認が取れようが、販売が決まろうが、期待していた事とは真逆に株価が下がってしまい、パイプラインの進捗状況ごときでは、株価が反応しなくなってしまいました。それどころか、会社に対する疑心暗鬼が生まれてしまいました。

⓶は信用買い残1870万株と極めて多いという事です。承認が取れても株価が思うように伸びなかった事で、個人株主は無念を埋めるために、薬価承認相場まで信用を引っ張りました。しかしながら、結果は無残にも現引きではなく正式発表前日の朝日新聞の報道により、三空叩き込みで追証へと追い込まれたのです。仕手筋と言われる存在が相場参加者の中にあれば、相場のプロと言われている彼等も逃げ遅れて、大きなダメージを受けたことが想像できます。三空叩き込みは株価を一気に3割以上の大暴落に追い込みに成功し、その暴落の苦くも甘い罠で、新たな信用組をしっかり700-670円どころで引き込むことに成功しました。

以上の事を鑑みて、670どころの節目は上値抵抗線として相当重く、サプライズ級の材料が出なければ、抜くことは至難のわざであると考えられます。少々残酷な話をしてしまいましたが、アンジェスはエメンド社への投資で1年以内の大きな好機を手に入れたと同時に、テクニカルと心理的な『しこり』が重しになって、株価上昇を阻む見えない抵抗線になっていると考えられます。

ズルい言い方ですが、現引きやポジションを少々軽くすることに努め、①670の上値抵抗線から本格的にINするか、大きな材料が発表されてからINするかと考える事が一番賢い選択かと思います。

◆総括
不動産ファンド・金融事業に携わる企業のトップたちは、リスクがある事を前提に、エメンド社への投資に期待するとともに高い評価という反応を示しました。
最大の評価のポイントはOrbi Mad社 & アンジェス・タケダのホーメンション
にあるそうです。Orbi Mad社はバイオヘルスケア―投資に於ける実績と評価が高い会社であること、そして同分野における絶大なる、ブラックロックとの信頼関係
を証明する数々の実績を理由として取りあげております。タケダインベスターの後出しジャンケでシリーズBに加えてもらった事は、関係近すぎではと・・・笑いがこぼれたくらいです。

🌸今週も苦しい展開が予想されておりますが、エメンド社の投資が絡んだことで、従来の買い方は日本人個人投資家 VS 売り機関の構図でしたが、新たに海外からの買い方が加わってのアンジェスへの追い風が吹く事を期待しております。
山田社長がR&D事業に投資事業を上手く絡めて成功することがアンジェス躍進の
鍵となる事でしょう。創意工夫で相場を乗り越えて、最後に勝ちましょう!

                            長文   拝