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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2019/07/17〜2019/07/18

【DNA ワクチン技術を用いたエボラ出血熱抗血清製剤の開発が進展】

1.進捗状況
当社は、DNA ワクチン技術を応用し、エボラ出血熱対策医薬品として抗血清製剤の開発をカナダサスカチュワン大学と共同で進めております。
2017 年2月 28 日の当社ホームページでお伝えしたとおり、DNA ワクチン接種によりウイルスタンパク質に対する抗体価の高い抗血清が得られること及び血清に活きたエボラウイルスを中和する働きがあることを確認しておりましたが、今回、当抗血清の動物での抗ウイルス効果について、良好な試験結果が得られましたので、以下のとおりお知らせします。
当社が開発を進める抗血清製剤は、エボラ出血熱ウイルスのタンパク質をコードする DNA ワクチンをウマに接種し、その血清に含まれる抗体を精製して製造する治療薬です。この度、サスカチュワン大学の Vaccine and Infectious Disease Organization (VIDO-InterVac)において、当抗血清から精製した抗体を用いた動物による感染実験(動物にエボラウイルスを接種した後にこの抗体を投与)を実施したところ、ウイルス感染による死亡を阻止することが確認されました。この結果は、当抗血清が治療薬として十分に機能することを再確認したものです。エボラウイルスの動物における感染試験は日本国内では実施不可能であり、その機能を有
する VIDO-InterVac で実施いたしました。

2.今後の見通し
今後、さらに前臨床試験を進め臨床試験の実現を目指し、エボラ出血熱抗血清製剤の早期実用化に向けて開発を進めてまいります。