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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2019/05/23

>>1723

daisuke-jigenさん,5月19日 12:08の学術的かつ教示的なコメントを誠にありがとうございました.過去ログで返信できないので,上に投稿日時を記載します.貴兄のコメントは,中長期的なホルダーにとって非常に重要ですので,レビュー的に再掲いたします.
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医療・薬学をご専門とされるdaisuke-jigenさんのコメント,勉強になりました.私は物理系専門ですので,メカニズムの詳細を完全に理解したとは言えませんが,貴方のコメントのロジックなどは俯瞰的に理解できました.感謝します.簡便性のため正確さを逸脱するかもしれませんが,どうかご容赦ください.

【重症下肢虚血(症状をフォンテイン度として4段階に分類)からの進行と症状】
1.安静時疼痛(3度)→ 潰瘍 → 壊疽(4度)の順に悪化
2.潰瘍患者の半数以上が将来的に下肢切断が必要、5年生存率も50%程度
3.重度の潰瘍や壊疽まで進行すると、虚血状態を改善しても回復は見込めない
4.故に速やかに虚血状態を改善し、潰瘍 → 壊疽への進行を食い止める事が必要
5.下肢切断を防ぐには、虚血状態の改善は可能な限り早い方が効果的

【今回,条件付き承認がなされた理由】
目視で確認出来る(判断容易な)潰瘍の縮小に対する適用が承認.

【今回、安静時疼痛への適用が見送られた理由】
治療の緊急性が低い安静時疼痛への適用に関しては,現状では治験数が少なく,糖尿病性神経障害が原因の疼痛と識別することが困難.

【今後の見通し】
1.今回の承認後に得られた臨床データを蓄積し,疼痛識別を可能にする.
2.3度患者への適用拡大を直近で目指し,将来的には,よりフォンテイン度が低い(症状が軽い)患者への適用も視野に入れる.3度の患者への適用は(この臨床が承認されたデータ蓄積で)可能と考えられる.

【株主の興味】
現状,重症虚血の患者の数は少ないが,フォンテイン度の低い患者にも適用が承認され,適用可能患者数の拡大化を目指し,市場価値を広げる.
→ コラテジェン単独でみても,中長期的保有の価値は大きい.