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三菱ケミカルグループ(株)【4188】の掲示板 2017/05/16〜2017/11/02

今日は上げてますね。

闇株新聞の会員向け記事で今後の勝ち組企業として取り上げられてましたので、こっそりアップします。
配信日は今週月曜日です。

これによると、今の株価水準は失礼!だそうです(笑)

■■ 三菱ケミカルHD ■■


 三菱グループの化学関連会社と経営統合を繰り返し、圧倒的に日本最大とな
った総合化学メーカーです。持ち株会社の下に三菱ケミカル(三菱化学、三菱
樹脂、三菱レイヨンが2007年4月に統合)、田辺三菱製薬(2007年に田辺製薬
と統合)、大陽日酸(2014年に連結子会社化した世界第5位の産業ガスメーカ
ー)、生命科学インスティテュート(健康関連)があります。


 10年以上かけて単なる寄せ集めから事業再編を繰り返した結果、ここにきて
ようやく再編効果が出始めています。


 2017年3月期通年の連結決算は、売り上げが3兆3760億円(前年比4.7%減)、
営業利益が2686億円(同0.0%減)、純利益2165億円(同106%増)となってい
ます。売り上げが微減となっているのは不採算部門からの撤退があるからです。
また先週末(6月2日)の時価総額が1兆3237億円(株価は878円)、予想PER=9
.5倍、実績PBR=1.16倍、予想配当利回り=2.7%となっています。


 総合化学メーカーの世界最大はBASF(ドイツ)で、2016年通年の売り上げが
578億ユーロ(7.2兆円)、株式時価総額が783億ユーロ(9.7兆円)、予想PER
は17.8倍、配当利回りは3.5%となっており、その次がダウ・ケミカルで売り
上げは481億ドル(5.4兆円)、株式時価総額が770億ドル(8.5兆円)、予想PE
Rが17.7倍、配当利回りが2.9%となっており、圧倒的な世界の2強です。


 ダウ・ケミカルはデュポンとの経営統合を2015年末に発表しており、独禁法
上の承認をクリアすれば(大丈夫そうです)BASFを抜いて世界最大の総合化学
メーカーとなります。


 現時点で三菱ケミカルは、売り上げがBASFの半分弱、ダウ・ケミカル(デュ
ポンとの統合前)の6割強ですが、時価総額はBASFの7分の1、ダウ・ケミカル
の6分に1しかありません。


 2016年3月期の三菱ケミカルは純利益が1048億円と2017年3月期の半分しかな
く、世界の2強に比べてかなり見劣りがしていましたが、2017年3月期並みの利
益水準が続けば(続くようです)株価収益率(PER)で見ても世界の2強よりも
「かなり割安」となります。


 つまり圧倒的に日本最大の総合化学メーカーがようやく事業再編を完了させ、
収益が拡大していくと思われる時期であるにもかかわらず、BASFやダウ・ケミ
カルの世界2強と比較すると株式時価総額が大きく見劣りしたままとなります。


 三菱ケミカルHDの株価は、1年前の500円前後からすでに上昇していますが、
それでも現在の収益状況や今後の世界における存在感などを考慮すると、まだ
まだ割安のはずです。


 だいたい日本最大の総合化学メーカーの時価総額が、ドイツや米国の大手メ
ーカー時価総額の7分の1とか6分の1しかないとなれば「失礼な話」となるはず
です。