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リスクモンスター(株)【3768】の掲示板 2017/06/11〜2020/03/27


社内チャット 業務の核に
AIが資料収集/経費精算の窓口 米シンフォニーやスラック
 
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社内でメッセージをやり取りできるビジネスチャットが進化している。会話内容を自動で分析するなど人工知能(AI)と融合。経費精算など社内業務の「窓口」の役割も担い始めた。先頭を走る米スラック・テクノロジーズに専門性などで対抗する新興勢も台頭する。個人間では当たり前となったチャットが、ビジネスの場でもメールに代わる主役となる可能性がある。
米シンフォニーのビジネスチャットは株価などの情報を画面上に表示する
「A社の取引はどうなっている」。株式トレーダーが営業担当者に尋ねると、やりとりをAIが読み取りA社の公開情報や株価などを瞬時に表示する。
米JPモルガン・チェースではこうしたシステムで日々の業務を自動化している。土台となっているのは、米シンフォニー・コミュニケーション・サービシズのビジネスチャットだ。
シンフォニーは米グーグルも出資する「ユニコーン」(企業価値10億ドル=約1100億円=以上の未上場企業)。資料をサッと差し出す秘書のような機能が特長で、金融機関を中心に世界全体で約400社が導入する。
デービッド・ギューレ最高経営責任者(CEO)は「金融業界に業務効率化の波が押し寄せるなか、社内の連携を加速するにはAIなどの先端技術が欠かせない」と話す。国内でもみずほ証券など大手金融機関が相次ぎ導入。年内に東京にも開発チームを置く予定で、日本企業に最適なAIの開発も支援する構えだ。
1990年代、ビジネスの場で連絡をやりとりするツールとして普及したのはメールだった。その後、90年代後半に米AOLの「AIM」といったIT大手のチャットツールが登場。メールに比べ、対面で会話するように直感的にやり取りができる操作性の高さが支持され、米欧などで急速に普及した。