三菱地所物流リート投資法人【3481】の掲示板 〜2021/04/11

企業分析などをちゃんとできない人が、世の中には意外に多いのかもしれない。
宝くじではないのだから、ただ買ってお祈りしていても、価格の上昇という幸運は舞い込んできませんよ。
上場すぐくらいから、企業としての立派さは、三井不動産と三菱地所では同じでも、力のある開発業者と、古くから一等地に資産を持つ老舗企業のような性質の違いがあるのだということを、折に触れこの掲示板で示してきましたが、ちょっと企業調査を行えば誰でもわかることを未だに「そう思わない」とする人がいる。
何故分らないんだろう、不思議だ、と思っていたけれど、毎年２０～３０％の利益を出している小生とは違う考えの人がいて、そういう人のパフォーマンスはきっと違うのだろう。
そう思うことにしました。
株式投資というのは、個人単位の企業投資であり、小さいながら経営の側面もあります。
もちろん相場の波というものもあり、今は金融緩和で全体のパフォーマンスがいいので、インデックスファンドを買うだけでも利益の出る時期です。
しかし、勉強しなければ、ただお金を失うだけだと思います。
三菱地所投資顧問は、三菱地所とは違い、人間も外部から集めていて、地所の優れた人ばかりではありません。
そういうことを、組織で調査を行っている機関投資家は把握していて、だから三菱地所物流は指数組み入れ後の、通常機関投資家が買い始める時期になっても価格が上がらない。
対して三井不動産ロジはどんどん上がっています。機関投資家はどの銘柄に対しても消極的なのではない。
物流適性地の取得競争は既にかなり勝負が付いています。三井不動産、１０年以上前に日本に進出し、こつこつと開発を行ってきたプロロジス等の先行の優良銘柄は、どこを開発しているか？対してロジクロスはどこを持っているか？将来優良な開発用地を取得できる見込みはあるか？三菱地所投資顧問に、そういう起死回生のソーシングが出来る優秀な人材が入社したか？例えば、産業ファンドを立ち直らせた西川本部長のような。
「そう思わない」組の皆さんは、そういうことを調べたことはあるのでしょうか。

また明日も「上がれ上がれ、天下の三菱地所のREITだ、上がる筈だ」とお祈りですか？

株式の利益は、我慢代だとよく言われます。
でも私は、勉強の報酬も少なからずあると思いますよ。