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(株)中村超硬【6166】の掲示板 2021/03/31〜2021/04/13

↓特許の知財関係の方が中村超硬について書いたコラム見つけたで。おもろいで。


https://double-growth.com/shuzai_002/

中村超硬 6166
中村超硬(6166)は、アナリストがカバーしていない、関西拠点であり、技術力がある、また、将来1部に行くかもしれない、業績モメンタムが強い。


きっかけは、投資家仲間から、中村超硬どうなの?といわれたいた。最初、特許が少ないし、太陽電池と聞いて、業績のボラティリティが高いから、長期には向かないだろうなと思っていた。

知財の仲間からは、いや、結構面白いと思う、と聞いた。


中村の面白いところは、はんだめっきという汎用装置を転用していること。とくに、そのはんだのフィレットが鍵となっていることであろう。これは特許を読まないとわからないところで、労を惜しまないでほしい。

ノズルによるダイヤモンド砥粒の吹き付けなどの工夫が示唆されていること、

そして、加熱後に電解メッキを施すことなどが、以下の特許が示唆している。

JPA_2011098407

つまり、電着に頼らず、まずは、半田の濡れ性を利用、さらに接着要素をワイヤに塗布してから加熱、そして金属メッキという工程であり、すべてを電解で行うEcoMEPよりも生産性が高いというのだ。

すべてを電着に頼らずに、まずは仮止めしておいて、最後だけ軽くメッキをする。生産性はなるほど上がりそうである。

ノズルでダイヤモンド砥粒を噴射している図
上は上記参照の特許より。33は加熱。中村はノズル技術があるので、32の工程では、彼らの持つ技術を総動員したのであろうか。

最後は洗浄工程があるが、そこにもノウハウがある。45番が電解めっき工程であることがわかる。

中村超硬の工程はシンプルとは言えないが、トータルでみたときには、スループットがよくなるというのだ。ここが面白いところである。既存の様々な工程のいいところ取りをしたものである。しかし、はんだめっきの「ぬれ」を利用するとは!誰も気がつかないことであろう。

技術の筋について よい技術とは? 
投資家は技術の筋を見る。

筋がいい、筋が悪いというのは、どういうことなのか。一般論では、こうだ。

「変動費率の低下と性能の向上が両立すること」=筋いいね!

つまり、この技術は筋がよい、ということになる。