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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2019/09/06〜2019/09/13

Twitterより

@BiotechMania · 11分

「ブライトパス:オーストラリアのアデレードで開催の世界ヒトプロテオーム会議 (HUPO) で質量解析でネオアンチゲンを照会する手法が東大の川村先生、神奈川県立癌センターとの共同研究(2018年1月25日共同研究開始IR)のポスター発表がある。比較的成果発表が早い。」

「ネオアンチゲンに関しては研究の進む欧米でもがん細胞のDNAレベル(エクソンシークエンス)で変異を検出し、RNAレベル(RNAシークエンシング)で変異転写物を確認する手法までが殆どなので、標的抗原候補を精度良く予測するには
発現するペプチドレベルで変異を検出する手法が確立できればかなり有利。」

  • >>1126

    あらBM先生がすでにキャッチしてたのか。
    せっかく書いたので投稿しときます↓。

    今日は、たまたま休みで家にいたので、サービスで粗訳しときました。

    オーストラリアで開催される下記の学会で9月16日にポスター発表される演題の抄録のようですね。普段、非公式さんがツイートで紹介してくれるような内容かと。見つけた人はエライ。
    HUPO 2019 - 18th Human Proteome Organization World Congress(第18回 国際プロテオーム学会学術総会)

    以下のニュースリリースに関連するアライアンスの研究成果のようです。東大ともちゃんと協業してますとの証拠ですね。

    平成 30 年1月 25 日
    「東京大学と神奈川県立がんセンターとブライトパス、完全個別化がんワクチン療法に用いるネオアンチゲン同定法に関する共同研究を開始」

    異種移植マウスを使用した難治性癌におけるプロテオゲノミクスベースのネオアンチゲンの特定 (#610)

    Yuko Nakamura 1 , 飯泉 晋 2 , Hiroki Ueda 3 , Shogo Yamamoto 3 , Kenji Tatsuno 3 , Aya Nakayama 1 , Kazuki Yamamoto 1 , 紅露 拓 4 , Kyoko Hasegawa 2 , 中村徳弘 2 , 油谷 浩幸 3 , 笹田 哲朗 4, Takeshi Kawamura 1 3

    1 東京大学アイソトープ総合センター
    2 ブライトパスバイオ
    3 東京大学 先端科学技術研究センター
    4 神奈川県立がんセンター


    研究の背景
    最近、ネオアンチゲンは癌特異的抗原の中で非常に注目されています。ネオアンチゲンは、正常組織では決して見られない癌特異的変異を伴う主要組織適合性複合体(MHC≒HLA)に表示される自己ペプチドです。難治性癌におけるMHC関連新抗原の次世代シーケンシング(NGS)と質量分析を組み合わせた検索を実行しました。

    研究手法
    DNAおよびRNAは、培養大腸がん細胞株および膵臓がんおよび胆道がんの患者組織(合計9サンプル)から抽出され、配列決定されます。サンプルのうち、4つの組織をマウスに移植して異種移植マウスを準備します。タンパク質は、異種移植モデルから抽出され、抗MHC抗体で免疫沈降され、質量分析計で測定されます。ペプチド配列は、同一組織のエクソームおよびトランスクリプトームから得られたデータベースに対して検索されます。

    研究結果
    培養細胞を使用した実験条件の体系的検査の後、異種移植マウスのタンパク質溶解物3mgから、1,000種を超えるMHC関連ペプチドを検出できるワークフローを確立しました。また、DNAおよびRNAシーケンスに続く質量分析によるペプチドシーケンスにより、いくつかのネオアンチゲン候補を特定しました。

    まとめ
    ネオアンチゲンの特定において、ペプチドミクスが、特定されたネオアンチゲンの検出信頼度に追加されたことを発見しました。異種移植片を形成せずに患者の組織から直接検出するためのレベルに対する感度をさらに向上させています。同定された新抗原候補は、in vitro(培養環境下)で免疫原性について試験されます。

    ※ ペプチドミクスとは、生体試料中の内因性ペプチド(~20kDaまで)の体系的、総合的、定性的/定量的なマルチプレクス解析として定義されます。プロテオミクスを補完するものとのこと。