日本郵船(株)【9101】の掲示板 2022/03/18

今朝の日経新聞

コンテナ輸送量16%増　2月アジア発米国向け


米調査会社デカルト・データマインがまとめた2月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送量は、前年同月比16%増の169万3680個（20フィートコンテナ換算）だった。20カ月連続で前年水準を上回り、2月単月としては過去最高となった。米国への輸送では、港湾の混雑が深刻な西海岸を避けて東海岸向けに切り替える動きも活発だ。

　主要10カ国・地域をみると、シンガポールと香港発を除き全てで前年同月比プラスとなった。輸送量全体の6割程度を占める首位の中国発が同16%増。2位の韓国は同16%増、3位のベトナムも同17%増と上位勢が軒並み好調だった。9位の日本も26%増えた。

　空前の輸送需要が続く中、米国の港湾処理能力が追いつかず、物流の目詰まりは依然として深刻だ。とりわけ玄関港のある西海岸の混雑がひどく、荷主は東海岸向けへの切り替えに動いている。米国のアジア発コンテナの港湾別取扱量をみると、西海岸のロサンゼルス港は同1%減る一方、東海岸のニューヨーク港は同31%増、サバンナ港が同24%増と軒並み大幅に増えた。

　コンテナ船大手の担当者は「3月に入っても輸送需要は落ち込む気配がない」と驚きを隠さない。上海航運交易所によると3月中旬時点の上海発米西海岸向け運賃も40フィートコンテナ1個8105ドルと過去最高水準にある。