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富士急行(株)【9010】の掲示板 2020/12/02〜2021/01/09

JALの年末年始の国内線の旅客数は前年比62・3%減の42万7190人

ということは、前年比で旅客者数は705,940人の減少。
昨年の平均単価の約1.5万円を掛けると、約106億円の減少になります。
これは痛い。

JALの国内線売上は昨年度5146億円。
稼ぎ時の106億円が飛んで、せっかく国内線の11月の搭乗率は57.4%にまで回復基調にあったのに、随分なダウンになってしまいました。

10月30日に行われた今上期の決算発表では、下期の旅客需要の急回復を前提にしていますが(特に11月以降)、年末年始の搭乗実績に加えて、緊急事態宣言による今後の旅客数の低迷を考えると、通期予想のEBIT 3300-3800億円の損失の下限値をこぼれ落ちるのは明らかです。

仮にこの損失数値が4500-5000億円程度と予想すると、10月の決算報告時に手元流動性のコミットメントライン(未使用)として高らかに説明されていた3000億円が吹き飛ぶまでの時間が、かなり短くなったと見るべき。

今夏のオリンピックまで持ちこたえるのが経営陣の頼みの綱でしたが、緊急事態宣言と外国人の入国禁止に年末年始の搭乗率低迷で完全にシナリオが狂ってしまいました。

元旦の新聞各紙の一面から、オリンピックは難しいと思っている全国紙が複数存在することが分かると某評論家が言っていましたが、それが現実になった時に再国有化が意思決定されるのかもしれません。