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東京建物(株)【8804】の掲示板 2021/08/13〜2023/06/23

東京都の土地「地価の1/10」 五輪選手村 払い下げは適正か
12/23TBS

マンションとして売りに出された東京オリンピックの選手村。その土地が不当に安く払い下げられたのではないかと、東京都が訴えられていた裁判の判決が言い渡されました。

東京で人気のベイエリア。中でも、東京オリンピックの選手村を改修した大型マンション「晴海フラッグ」は、抽選販売が高倍率になった人気物件です。この土地、元々は東京都が所有していましたが、選手村とこのマンションを建設するために、2016年に不動産会社など11社におよそ130億円で払い下げられていました。問題となったのは、この価格。不動産鑑定士は・・・

不動産鑑定士 西田紘一さん
 「理解できない低い価格です」

1平方メートルあたり9万円台。都心に近い立地などを考えると破格の値段だといいます。都の基準地価格をもとに同じ地区の物件を比較すると・・・

「こちらのマンションの地価は1平米あたり95万円ということですが、すぐ向かいの晴海フラッグの地価はその10分の1のおよそ9万円だったということです」

不動産鑑定士 西田紘一さん
「まさに10分の1。東京都は(不動産会社など)ディベロッパー共同体に売却しています」

「東京都の土地が周辺の地価の10分の1という不当に安い価格で一部の業者に払い下げられた」。こう考えた都民30人あまりが訴訟を起こしたのです。

周辺地価と同じ水準で売れば都のサイフに入ったはずの差額1200億円あまりを舛添前都知事や小池知事、不動産会社らに賠償させるよう東京都に求めています。これに対し都は・・・

「土地が選手村として使われ、契約から長い間、分譲できないことなど特殊な条件が付いていて、周辺地価と単純比較できない」

価格は正当だと主張していました。そして、23日、東京地裁の判決は・・・

「請求をいずれも棄却する」

判決では価格について、東京都側の主張を認め「買い手が選手村としての負担や制約を負うことが考慮された」として、適正だと判断しました。訴えが認められなかった原告側は・・・

原告側 中野幸則さん
「正式な不動産鑑定書も作成せず、オリンピック要因という理由だけで129億という金額を定め売却した。不当判決であり、直ちに控訴して公正な判断を求める」


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