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(株)スリー・ディー・マトリックス【7777】の掲示板 2019/12/25〜2020/01/12

>>903

御名答。

あまりにも有名な言葉なので、せめてもの格好つけとして、原文で引用させていただきました。(笑)

全ての企業の事業目的は、つまるところ「顧客の創造」であり、製品開発も販売戦略も究極的にはそれを達成するためのものであるという Drucker の考えには、極めて共鳴できると思っております。

先日、なぜ市場規模の大きい心臓血管外科領域ではなく、市場規模の小さい内視鏡領域での開発・販売を優先するのかという売り煽りの書き込みがありましたが、それに対する答えもここにありますね。

まずは市場規模は小さくても、独占的な地位を占めることが出来るニッチ市場として内視鏡領域を選択。ある程度の知名度と信頼を得てから、同領域で術式において止血剤を使用していない潜在顧客に対してのプロモーションを行い、市場の拡大を行う。さらには後出血予防材という新しい市場を創造し、これによって新たな顧客を開拓する。

さらには、同一領域での他製品である粘膜下注入材の開発、製造販売を行うことにより、相乗効果による両製品の販売加速を目指す。

この成功を基にして、さらに別領域である心臓血管外科領域への進出をはかる。

以上は、いわゆる教科書的な販売戦略ですが、「言うは易く行うは難し」の典型的なものです。まずはイニシャルの製品にポテンシャルがなければ、当然なりたたないものですし、適応拡大や関連製品の開発も、それに必要な技術力がなければ、絵に描いた餅に過ぎません。

それを実現することができるという事実が 3-D Matrix の実力を証明していると言えるのではないでしょうか。