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プレシジョン・システム・サイエンス(株)【7707】の掲示板 2022/01/26〜2022/01/27



感染急拡大による『抗原検査キットの不足』を巡り、厚労省は27日、症状がある人や濃厚接触者向けの行政検査以外を実施する自治体や企業に対し、必要以上の発注を自粛するよう求めた。供給を調整するため、医療機関を最優先とし、症状がある人に対する行政検査のほか、濃厚接触者の待機期間を短縮するための検査も優先したい考えだ。国は既に1日80万回分までの増産をメーカーに要請しており、余った場合は国が買い取ることを保証する。

迅速抗原検査キットの不足
<争奪戦と価格つり上げ>

米国の迅速抗原検査キットメーカーは毎月、5000万個強を生産している。それでもエバーコアISIのアナリスト、ビジャイ・クマール氏の試算では、学校や職場で定期的な検査を行うにはまだ足りない。

英大手メーカーの一角を占めるモロジックによると、迅速抗原検査キットは最低2ドルで生産できる。しかし米国では、医療機関や州政府、経営者らの争奪戦が発生しているため、価格がずっと押し上げられている。例えばサウスカロライナ州の広報担当者は、同州では一部製品の単価が130ドルにまで跳ね上がったと語った。

こうした状況は英国や欧州とは対照的。ドイツでは政府が大口購入した結果、各世帯が1ドル未満の費用で迅速抗原検査キットを入手できるし、深刻な品不足も起きていない。